23時過ぎから（V Side） ページ26
『ごめん！やっと今撮影が終わった…』
控室に戻ってきて彼女にやっとメールを送れたのは、22時。
今から準備をして帰れば確実に23時を過ぎてしまう。
さすがにこの時間から会いに行くのは非常識だよなぁ。
『お疲れ様。戻りは何時くらいになる？』
Aさんからすぐに返事がきた。
『23時過ぎる…』
私服に着替えながら、僕は高速で返信をする。
「テヒョン、メールするか着替えるかどっちかにしろよ」
ナムジュン兄さんがあきれたように言う。
「ん。あ、みんなも準備いそご！早く帰ろ！」
「いや、お前が一番遅いから」
既にコートを着たシュガ兄さんとナムジュン兄さんの声がそろう。
やばい、急がなきゃ。
ピコンッ
スマホが彼女からのカカオトーク通知を知らせる。
『テヒョンが明日朝早くないなら、23時過ぎでもいいよ』
！！
うそ！やった！！
『いくいくいくいく！すぐいく！』
思いがけない彼女からの返事に、コートを着る手を止めすぐに返信する。
「おい、急ぐといったのはどこの誰だ」
シュガ兄さんがドスの聞いた声で急かす。
「あ、ごめん！！！！！よし、みんな、一刻も早く帰ろう！！！！！」
あきれ顔の2人を尻目に、僕は高速で控室を飛び出した。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
「ぼ、僕買いたいものがあるから、先に部屋戻ってていいよ」
バスが宿舎に着いたのは23時半。
無意識に7階のAさんの部屋を見ると、まだ電気が点いていた。
「おーっと、なんだろうねぇテヒョンくん」
想定はしていたけれど、案の定シュガ兄さんがニヤニヤし始めた。
「い、いや、別に」
しどろもどろになりながら答える。
「僕も牛乳買いたいから一緒にいく！」
ジョングクが、「はい、はい」と手を挙げる。
「あ、いや、僕、一人で…」
あたふたする僕に助け船を出してくれたのは、意外にもシュガ兄さん。
「ジョングク、お前はまだテヒョンみたいに成長しなくていいからな。牛乳なんて飲まなくていいぞ」
ジョングクの肩に手を回し諭すように言う。
「ま、あんまり遅くならないように」
ナムジュン兄さんがいつもとは違う穏やかなトーンで言ってくれる。
やっぱり僕より大人な兄さんたちは、なんとなく気が付いているのだろうか。
『よかったね』
ナムジュン兄さんの後ろでジミンが口パクでそう言う。
納得のいかない顔をしているジョングクを連れ、6人は先にエレベーターへと乗り先に部屋へと戻っていった。
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ちかこ(プロフ) - ハル様 ありがとうございます！続編、始まりましたので引き続きよろしくお願いします。デレデレテテ、いいですね〜！ (2016年1月30日 19時) (
レス) id: b539f91093 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 第２部楽しみにしています！！ヌナにデレデレのテテが見たいです！！楽しみです！ (2016年1月23日 2時) (レス) id: a3a9522359 (このIDを非表示/違反報告)
ちかこ(プロフ) - みぃ様 ありがとうございます。この1週間ほど仕事がバタついており全く更新できず申し訳ありませんでした。。劇的な展開も少ないゆる〜りとした話で続きますが、どうぞよろしくお願いいたします。やはりテヒョン続編ですかね〜！ (2016年1月22日 21時) (レス) id: b539f91093 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 更新楽しみにしていました 二人ともすごく可愛くて、これからのSpringもsummerも可愛い二人を楽しみにししています (2016年1月22日 21時) (レス) id: 0f6ae1e55a (このIDを非表示/違反報告)
Robotaxxxx(プロフ) - きむて様 他の方に比べると遅くて本当に恐縮です…大量更新、頑張ります！ (2016年1月4日 15時) (レス) id: 1d1db99c36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちかこ | 作成日時：2015年11月23日 16時
