55話 ページ15
加州清光side
伽羅「悪いか…」
清光「いいや、珍しいなと思って」
伽羅「…心配くらいする。で、後ろの奴らはなんだ」
清光「主の学校の先生」
そうか、と興味が無さそうにまた主の顔を見だす大倶利伽羅
清光「あれ、怒らないんだ？」
伽羅「怒ってほしいのか？」
清光「そうじゃないけど…」
伽羅「主がこうなるまで霊力を使った奴だ。少しは信頼してるんだろ」
馴れ合うつもりはない、なんて何時も言うけど…
主と居る時だけはその硬い表情が緩むのだ
なんだかんだ大倶利伽羅も主のことが大好きなのだ
相澤消太side
「そっか…」
「それに、初期刀のお前らは雄英に通わせることに賛成してるんだろ」
「！…気づいてたんだ」
「まあな」
「…あ、そういえば自己紹介がまだだったね。俺の名前は加州清光。で、こっちが大倶利伽羅」
人当たりの良さそうな笑顔で紹介され、俺とオールマイトさんも自己紹介をした
清光「徐々に霊力は戻りつつあるからもう少しで目は覚めるよ」
そう言ったそいつの目の先には幾つもの点滴をし、骨折した足は包帯で巻かれ固定されていた
痛々しいその姿の赤羽はただ静かに眠っているかのようだった
清光「ああ、この点滴はただの栄養剤だから。怪我で言うとあんたより全然マシだよ」
俺を気遣ってなのか気に病まないでよね、というそいつ
だが、こうなるまでに戦わせたのは紛れもない俺のせいだ
力不足だった俺のせいなのだ
伽羅「…学校に行くようになってから主は少し明るくなった。あんたの話もよく聞く」
口から出てくる言葉は厳しいけど、生徒思いのいい先生だ、と
清光「え、学校の話とか俺されたことないんだけど!?」
伽羅「だろうな。きっと怒ると思ってたんだろ」
清光「怒るわけないのに…」
その様子から見ると、赤羽は随分と大倶利伽羅とやらのことを信頼してるんだろうな
多分、あいつは赤羽が雄英高校似通うこともヒーローに少しでも憧れていることを反対していないんだろ
伽羅「こいつの小さい頃の夢はひーろーになることだった。その夢は消えたがまた芽生え始めているんだったら俺は何も言わない」
ずっとここに閉じ込められるわけでもないんだから、と言ったそいつの顔は少しばかり悲しそうだった
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万年暇人 - 初こめ失礼します。何時も見させていただいてます夢主の今後って決まってるんですか?決まってなかったらアンケートやってください! (2019年2月4日 17時) (
レス) id: dab8dcba5b (このIDを非表示/違反報告)
ハクしろ(プロフ) - ルナさん» すいません！ありがとうございます!! (2019年2月3日 22時) (レス) id: ca46c9e329 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 52話にて、『三日月脳での』という文がありましたが… 正しくは『三日月の腕の』ではないですか？ 読んだ時、Σ三日月さんの脳！？(゜ロ゜ノ)ノみたいな感覚に襲われました。 (2019年2月3日 21時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
央花(プロフ) - 刀剣男士達が、夢主の誕生日を祝う 話を作って欲しいです！ (2019年2月3日 19時) (レス) id: 5e11f9c1fa (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - すみません。ついつい思いついたのリクエストしてしまって、以後気をつけます (2019年2月3日 10時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハクしろ
| 作成日時：2019年2月1日 17時
