あなたの瞳に映るのは・・・【刀剣乱舞】【名探偵コナン】

９話 ページ10

次の日の学校にはいつもより早く登校した


“神隠し”


その言葉を聞き、昔おばあちゃんがよく私に言っていたことを思い出した


“気をつけなさい”


そういつも言っていた

だけど、三日月さんはそんなに悪い人ではないと思う


みんな勘違いしている



蘭「A、先に来てたんだね」

貴方「蘭…」



いつの間にか蘭と新一と園子が教室に来ていた



園子「あんたが先に行くなんて、なんかあったの？」

貴方「あ、そういうわけじゃないんだけど」

園子「ふーん」



何かを疑うような目をしている園子だけど、何かを察したのかそれ以上は何も言わなかった

園子と蘭が席についたのを見計らって新一が話しかけてきた



新一「今日、部活早く終わるから待っとけ」

貴方「え？」

新一「またあそこに行くつもりだろ」



その目は鋭く、もうあの社には行かせないという意味が込められていた



新一「終わったら連絡するからそれまでは校舎内にいとけよ」



異論は認めないとでもいうかのように何も聞かず席に着いた新一



貴方「何で…」



せっかくの楽しみが一瞬にして奪われた瞬間だった



・

・

・



新一「いいか？絶対に勝手に帰んなよ」



あっという間に授業が終わった後、新一はそれだけを言い残し部活へ行ってしまった



貴方「はぁ‥」



もう、三日月さんに会えないのかな…


ただ教室から見える外を眺めて嘆いていた


新一には蘭がいるのに…

私じゃなくて蘭の方を気にかけておけばいいのに…

どうしてこういう時だけ…



貴方「私を置いて、あなたはどんどん先へ行っちゃうんだね…新一…」

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