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8話 ページ9

貴方「“神隠し”…?」

新一「ああ。お前のおばあさん霊感が強いって言ってただろ?」

貴方「うん…」

蘭「帰る時間になっても新一がAを見つけられなかったから、私も一緒に探したの。勿論この階段の上にある社も探したけど…どれだけ探してもAは見つからなかったの」

新一「家に帰ったのかと思ってAの家に行ったら、“まだ帰ってきてない”って言われて…事情を聞かれて話したんだ」

蘭「私と新一の親にも話してみんなで探したの。でも一向に見つからなくて…そしたらAのおばあさんがその社まで行って言ったの」

新一「“Aは“神隠し”にあった”って」



その時にこの間見た不思議な夢を思い出す



───『“神隠し”じゃよ。あの子は昔から神様に好かれる体質をしておった。真名を言うなといったが…やはり幼いあの子には神様と人間との区別がまだつかんかったみたいじゃな』



おばあちゃんは私がいつか“神隠し”されるって思っていたんだ

だから“真名を教えるな”って言っていたんだ


なら…私を隠した神様って…?



新一「あの時Aを隠した神様は付喪神らしい」

蘭「青い平安装束を着た神様だったみたい」

貴方「青い…平安装束…?」



その言葉で頭に浮かんだ人物は一人だった



貴方「三日月さん…?」

新一「三日月?」



確かに彼は言っていた

一度私に会ったことがある、と


だからどこか懐かしい感じがしたんだ

あの時三日月さんに頭を撫でられた時に感じた懐かしさはこれだったのだ



新一「まさかだとは思うが…Aが寄り道してるのってその神様に会いに行ってるからか…?」



その時の新一の手は少しだけど震えていて、蘭も心配そうな顔をしていた



貴方「……」

新一「!…もうあそこに近づくな。絶対にあそこに行くんじゃねェぞ」



私が答えないことで彼は察したのか、怒気を含んだ目で言った

そして何も言わせようとしない目を向けてきたため、私は下を向くことしかできなかった



蘭「…取り敢えず今日はもう遅いから帰ろ」



その場を和ませようと蘭は笑って言うが、その奥には少しの不安が隠れていた

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夜桜(プロフ) - コメント失礼します!刀剣男士との依存し合う関係堪らないです!最近たまにしか開いてなかったのに続きが出てないかちょくちょく見に来るようになってしまうほど、更新楽しみに待っているので頑張ってください! (2018年4月15日 23時) (レス) id: 6005dafda8 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんちょん(プロフ) - なんならもう神格化してずっと一緒にいてくれー!!っと思ってしまうほどです!今後の更新楽しみにしています! (2018年4月15日 21時) (レス) id: da544692be (このIDを非表示/違反報告)
ちょんちょん(プロフ) - 更新楽しみにしていました!!!んんん!三日月さん!ひええ!コナンくんこと新一くんは夢主のことをどう思っているのか、未だに幼馴染としか見れなくてただ単に心配なのか…とても続きが楽しみです!夢主が本丸の刀剣男士達と依存し合う関係なのも最高です!!! (2018年4月15日 21時) (レス) id: da544692be (このIDを非表示/違反報告)
あか。(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています!続きがとても楽しみです!更新頑張ってください。 (2018年4月15日 17時) (レス) id: a2f96f7463 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 更新楽しみにしてます!赤井さん、別に夢主ちゃんは正体を明かせとは言ってないから言わなくてもよかったのでは?と思ってしまった… (2018年4月15日 17時) (レス) id: 0174c0cfa9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハクしろ | 作成日時:2018年4月2日 1時

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