あなたの瞳に映るのは・・・【刀剣乱舞】【名探偵コナン】

47話 ページ48

赤井秀一side




彼女のつけている紐が光ったと思ったら、今までに感じたことのない程の殺気が背中に突き刺さった

首には刀が添えられている



コナン「赤井さん！」



冷や汗が出るほどの殺気

きっと“三日月”と呼ばれた後ろの男は本気で俺を殺すつもりだろう


彼女が刀を下ろすように言うが一向に下ろす気配がない



三日月「こやつが腕を放したら下ろしてやろう」



俺は後ろにいる男の言う通りに腕を放した

すると、男も刀を下ろした


振り返るとそこには平安装束を着た男がいた

その男は人間離れした顔立ちで男の俺でも綺麗だと思ってしまった



三日月「主よ、大丈夫だったか？」



その男は俺やボウヤに目もくれずに彼女のそばによった

しかし殺気は俺達に放っていた



貴方「大丈夫よ。それよりも殺気をしまって」

三日月「あなや。腕に跡が残っているではないか」



彼女の“殺気をしまって”という言葉を聞かないふりをし、俺が掴んでいた腕を見てまた更に殺気を強めた



三日月「すぐに帰って薬研に診てもらおう」

貴方「大丈夫だから。そんなに大したことではないわ」

三日月「だがな、主…」



落ち着かせるためか、彼女は男の頭を背伸びして撫でている

撫でられた男からは桜の花びらが散っていた



コナン「“主”ってどういうこと？」



ボウヤの言葉に男から桜の花びらが消えた



三日月「童には関係ないことだ」



目を鋭くさせ言う男にボウヤは少し怯えていた



貴方「三日月、彼は私の幼馴染なの。そんなに睨まないで」

三日月「ほう…この童が…」

赤井「…何者なんだ」



刀を腰に差し、異常な殺気に誰かを殺したことのある目

放っておくには危険すぎる



貴方「…そんなに知りたいのなら日本の政府に聞いた方がいいですよ」

赤井「日本の政府だと？」

コナン「日本の政府と関係してるのか!?」

貴方「そうだよ」



益々何者なんだ



三日月「今度主に手を出してみろ。次こそその首ないと思え」



本気だ

その目に背筋が凍る



コナン「ｯ！…あんたにとってAはどういう存在なんだ」

三日月「それを知ってどうするつもりだ？お主には関係がないだろう」

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