あなたの瞳に映るのは・・・【刀剣乱舞】【名探偵コナン】

37話 ページ38

「主さん、朝だよ」

貴方「んっ…おはよう、堀川」

堀川「おはよう。もう少しで朝餉だからね」

貴方「うん、ありがとう」



新しく届いた制服に身をつつみ大広間へ向かう



「おはよう主」

貴方「おはよう歌仙」

歌仙「おや、それが学校へ着ていく服かい？」

貴方「そうだよ」

歌仙「似合ってるよ」

貴方「ふふ、ありがとう」



丁度ご飯を作り終えた歌仙に遭遇し、制服姿を褒めてもらった


大広間に入るなりすでにいた刀剣達も制服を褒めてくれる

賑やかな朝餉を終え、光忠からお弁当を受け取る



光忠「じゃあ気をつけてね」

貴方「うん」

清光「変な男について行っちゃだめだからね！」

貴方「わかってるよ」

安定「何かあったらすぐに言ってね！」

貴方「うん」



心配性な二人に苦笑しつつも“行ってきます”というと“行ってらっしゃい”と沢山の声が返ってくる


・

・

・


陣之内「A様には“帝丹高校”に通っていただきます」

貴方「そこって…」

陣之内「はい。A様が本来行くはずだった高校です」



久しぶりの陣さんが運転する車に乗りながら“帝丹高校”という言葉を聞き少し驚く

新一たちがいるかもしれない…



陣之内「着きましたよ」

貴方「ありがとうございます」

陣之内「高校生活、楽しんでくださいね」



陣さんはそれだけを言い車を発進させた

感覚だけで職員室を探す

まあ、適当に行ったら見つかったんだけど…



貴方「すいません…」

「ああ、あなたが転校生の一ノ瀬さん？」

貴方「あ、はい」

「ちょっと待っててね」



職員室に入り、一番近くにいた先生に声をかける

優しそうな女の人は担任だと思われる男の人を呼びに行った

呼ばれた男の人は軽く自己紹介をしてクラスへ連れて行ってくれた



「ここが今日から君のクラスだ。合図したら入ってきてくれ」

貴方「わかりました」



どうやら私はＢ組のようだ


中で話しているのを聞いていると“じゃあ入ってきてくれ”と言われ、扉を開けた

開けると一気に注目を浴びる



貴方「一ノ瀬Aです。よろしくお願いします」



見渡すと久しぶりに見た二人の顔があった

二人は私を見るなり目を見開いて驚いていた

園子に至っては口をあんぐり開けている



「じゃあ、一ノ瀬は窓側の後ろの席に座ってくれ」



そう言われ、空いていたその席に座った

そこからは言わなくとも質問の嵐だった

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