34話 ページ35
貴方「勿論ですよ」
乱「傷つけたり…しない…?」
貴方「はい。誓ってしません。私にとってあなたたちは大切な家族です。あなたたちを守るためならこの命を投げ打ってでも守るつもりです」
清光「じゃあ、俺はそんな主を守るよ」
貴方「!…ありがとう清光」
自信満々に言う清光に笑みがこぼれる
「その言葉…信じてもいいのか…?」
そう言ったのはフードを深くかぶった山姥切国広様だった
山姥切「俺達はそう言ってきた人間に沢山騙されてきた。もう大丈夫だと思ってもまた傷つけられた」
その言葉に周りのみんなも悲しそうに俯いた
山姥切「もう嫌なんだ…裏切られるのは…」
貴方「…過去の事を忘れろとは言いません。あなたたちの負った傷はあまりにも深く酷いものだから簡単には忘れられないと思います。だけど、絶対にもうあなたたちを傷つけたりはしません」
山姥切「!!」
貴方「みんなと囲んで食べるご飯がどれほど美味しいのか、お風呂が温かくて気持ちいこと、自由に生きるということがどれほど楽しいのか…私はそれをあなたたちに知ってほしいんです」
周りが驚いている中、
三日月と鶴丸、小狐丸と清光は優しい笑みを浮かべていた
安定「…僕は信じるよ。これからはあなたの刀として仕えるからちゃんと愛してよね、主」
貴方「…!!…はい、勿論です」
安定「敬語はいらないよ。それと、“安定”って呼んで」
貴方「ふふ、わかりました。安定」
山姥切「…写しの俺でもいいのならあんたを信じてみる」
貴方「山姥切様はまずその“写しだから”っていうのをやめましょう。私にとっての“山姥切国広”はあなたなんだから写しだなんて関係ないですよ」
山姥切「!!…ああ、わかった。俺も敬語はいらない。あと様付けもやめてくれ」
貴方「わかった。山姥切」
そう、少しずつでいい
少しずつでもいい
辛い記憶以上に楽しい記憶を──
悲しい記憶以上に嬉しい記憶を──
彼らを縛るものは何もない
自由に生きていってほしい
彼らにとって日常だった地獄のような日々を
これからは沢山の幸せに溢れるように────
審神者として主として彼らと共に生きよう──────
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夜桜(プロフ) - コメント失礼します!刀剣男士との依存し合う関係堪らないです!最近たまにしか開いてなかったのに続きが出てないかちょくちょく見に来るようになってしまうほど、更新楽しみに待っているので頑張ってください! (2018年4月15日 23時) (レス) id: 6005dafda8 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんちょん(プロフ) - なんならもう神格化してずっと一緒にいてくれー!!っと思ってしまうほどです!今後の更新楽しみにしています! (2018年4月15日 21時) (レス) id: da544692be (このIDを非表示/違反報告)
ちょんちょん(プロフ) - 更新楽しみにしていました!!!んんん!三日月さん!ひええ!コナンくんこと新一くんは夢主のことをどう思っているのか、未だに幼馴染としか見れなくてただ単に心配なのか…とても続きが楽しみです!夢主が本丸の刀剣男士達と依存し合う関係なのも最高です!!! (2018年4月15日 21時) (レス) id: da544692be (このIDを非表示/違反報告)
あか。(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています!続きがとても楽しみです!更新頑張ってください。 (2018年4月15日 17時) (レス) id: a2f96f7463 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 更新楽しみにしてます!赤井さん、別に夢主ちゃんは正体を明かせとは言ってないから言わなくてもよかったのでは?と思ってしまった… (2018年4月15日 17時) (レス) id: 0174c0cfa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハクしろ | 作成日時:2018年4月2日 1時