鳴り止まない警報 ページ30
Aside
気が付けば、もう太陽が昇り始めていた。日付を見れば、私は丸一日も眠ってしまったらしい。
完全に酔いも覚めていて、私は急いで服を着替えて部屋を出た。
部屋を出ると、彼らの話し声が聞こえてきた。
.....彼はもう、私の事が嫌いになってしまったのだろうか。
冷たく言ってしまった私を、彼らは怒っているに違いない。
『もう、協力なんて出来ないのかな』
そう呟いた声は、まだ薄暗いの空へ消えていった。
さて、行動を始めよう。
今日からはもう、私独りで活動しても問題無さそう。
というか、元々その予定だったから余裕で大丈夫。
『取り敢えず.....』
私はリュックサックから、この館の地図を取り出した。
今回獲るのは【伝説の剣】という宝。
私の目的はこういった宝を盗む事ではないけれど、それでも一応忍び込んだ所の物は根こそぎ掻っ攫う。あと、トレハンのイメージ壊したくないし。
探偵みたいなことじゃなくて、きちんと本業もやってかなきゃ報酬も貰えないわけだから、今回のはかなり力を入れなきゃ。
私は両頬を叩いて気合を入れ、まずはカモフラ用の剣の調達を始めた。
そういえば、この前ぺいんとが見せてくれた手記の中にハリボテの剣について何か書かれていたような気がする。
確か.....脱衣所に置かれていたんだっけ。
そうと決まれば、私は脱衣所に行くしかない。
私は荷物を持って脱衣所へ向かった。
脱衣所に来ると、既にハリボテの剣はどこにもなかった。
他にありそうな所と言ったら.....やっぱり、彼らの部屋しかない。
今の時間帯なら、部屋に行ってもバレなさそう.....。
私は静かにぺいんとの部屋に忍び込むと、彼の棚からハリボテの剣を[盗った]｡
.....これでいいんだ。責められようが、元々は同じ宝を盗もうとするライバルな訳だし。
仕事中、邪魔する人は誰であろうが許さない。
私は、そのハリボテの剣を握り締めて主人の部屋から[兜の鍵]を盗った。
そしてその鍵を使って[兜の間]を開ける。
部屋の中は埃が待っていて、蜘蛛の巣も沢山あった。金ブロックがあるので、私は荷物を入口に置いて確認した。
まずは宝の位置の確認。
宝は部屋の奥に飾られている。ただ、そこに行く前に赤外線センサーのようなものが張られていて、解除しないと先へは進めなさそう。
少し辺りを見回すと、警報解除装置があった。上に何かを置くことで解除が出来そう。
さて、どうしようか.....。
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はちみりん(プロフ) - お知らせなのですが、只今学校のテストに力を入れております故、次の更新は11月以降になってしまいそうです。お知らせが遅くなってしまい申し訳ございません。また、次の更新でこの作品は移行致します！ (2019年10月10日 17時) (
レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
夏月(プロフ) - いつの間に！？((新作おめでとうございます！(*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ楽しみにしていました！(pqﾟ∀ﾟ*○)更新、無理をしない程度に頑張ってください！Σd(・∀・´)今回もめっっっちゃ応援します！！(*´▽｀*) (2019年6月16日 17時) (レス) id: fb9808e4bc (このIDを非表示/違反報告)
はちみつりんごぱん(プロフ) - Yucca!!!さん» コメントありがとうございます。今回はかなり亀更新かもしれませんので、いつも以上にゆーっくり待っていただけたら幸いです (2019年6月10日 21時) (レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
Yucca!!! - 最近占ツク見てなかったら盗賊の出てる！！やばい面白い！頑張ってください！！！！ありがとうございます！！ (2019年6月10日 21時) (レス) id: 718b4536e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつりんごぱん | 作成日時：2019年5月19日 17時
