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三日目
ぺ「なんか、すげぇ久々に感じるわ」
死「はい、メタ発言止めてください」
『というより、早く始めません?』
ク「うわぁ、Aさんが言うとよりメタくなるー(棒)」
といった茶番を交えつつ、私達は朝早くから館内を探索している。
ゴーン、ゴーン
死「ろ、六時の鐘鳴っちゃったよ!?朝食朝食...!」
その言葉に、私達は急いで朝食の準備を始める。
今更気付いたのだが、私はクロノアさんと共に厨房にいればゴルゴンが来ることも無く、安全に探索に戻ることが出来ると分かった。
ク「Aさん!早く厨房行くよ!」
『あ、はい!』
私がボーッとしている間に、彼らは早く宝を見つけてしまうかもしれない。
...なら、こっちも“本気で”探さなきゃね。
ーーー
ぺ「なんでこの屋敷には朝食という朝の活力がねぇんだよ!」
死「なんっだよアイツ!無言で着いてこられたら誰だって「着いてくんな」ぐらい言うでしょ!トイレとか、そんなん知らないよ!」
ク「荒ぶってるねぇ.....」
『そのようですね』
どうやら六時に朝食は無く、食事は十二時の昼食と十五時に夕食の支度の二回しか準備しないらしい。何ともまぁありがたいようでありがたくないような。
死「それで.....卵の話だっけ?」
ぺ「もー、それ止めて!恥ずかしいんだから」
『何ですか?卵の話って』
ク「いやぁ、ね?」
ざっと死神さんとクロノアさんが話してくれたのは、ぺいんとさんのおっちょこちょい話だった。
死「まさか、卵を電子レンジでチンするなんてねぇ!」
ク「いやぁ、流石俺らのリーダーだ!」
ぺ「二人共、いい加減にしないと怒るぞ!」
『まぁ、これは...なんと言うか、ぺいんとさんのおちゃめな部分が出てしまったようで...』
ぺ「Aさんまで.....」
項垂れるぺいんとさんを見て、私はその肩に手を置いた。
『次からは、卵温めないようにしましょうね』
ぺ「.....はい」
それから一時間ぐらい経った時、一緒に探索をしていたクロノアさんが突然耳に手を当てて「うん、そうだね」と言い出した。
『え、え?』
訳が分からない私に、クロノアさんは少しだけ笑いながら言った。
ク「あぁ、今ね死神くんからワイヤレス機能で連絡あって、そろそろ夕食の支度しようって。それにしても、Aさんの困惑っぷり凄いね」
口元に手を当てて笑うその姿は、完全に大人の笑みだった。
『私は、背は低くても中身は立派な大人です!』
ク「気にしてんのね」
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はちみりん(プロフ) - お知らせなのですが、只今学校のテストに力を入れております故、次の更新は11月以降になってしまいそうです。お知らせが遅くなってしまい申し訳ございません。また、次の更新でこの作品は移行致します! (2019年10月10日 17時) (レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
夏月(プロフ) - いつの間に!?((新作おめでとうございます!(*’ω’ノノ゙☆パチパチ楽しみにしていました!(pq゚∀゚*○)更新、無理をしない程度に頑張ってください!Σd(・∀・´)今回もめっっっちゃ応援します!!(*´▽`*) (2019年6月16日 17時) (レス) id: fb9808e4bc (このIDを非表示/違反報告)
はちみつりんごぱん(プロフ) - Yucca!!!さん» コメントありがとうございます。今回はかなり亀更新かもしれませんので、いつも以上にゆーっくり待っていただけたら幸いです (2019年6月10日 21時) (レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
Yucca!!! - 最近占ツク見てなかったら盗賊の出てる!!やばい面白い!頑張ってください!!!!ありがとうございます!! (2019年6月10日 21時) (レス) id: 718b4536e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつりんごぱん | 作成日時:2019年5月19日 17時