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youside

ごめんね?と、涼介の頭を撫でると、微妙な返事が返ってきて、まだ拗ねてるのかと思った。そんな嫌な思いさせてるつもりなかったのに…


すると突然、涼介が泣き出した。

「ん?どーしたの。」

『、、グスッ、、、、ヒック』

伊「どーした。」

「んーー、なんだろ笑 でもね、大丈夫だよ。」

伊「そっか」

上着脱いで涼介に着せる。フード被って、だいぶ余った長い袖をびちょびちょにしながら顔を覆って泣いてる。車の中だと抱きしめて上げられないから、しょうがない。

伊「ごめん、けど、めっちゃ可愛いんだけど。」

「ふっ笑 なにそれ笑」

伊「いつもやってんの?それ」

「あー、やってるかも。ほぼ無意識よ。」

伊「俺も泣いたらやってもらお。」

「誰に?」

伊「え、やってくれないんですか!?」

「あ、俺??これは彼女限定でして…笑笑 楽屋でだったら、いーよ。」

『やだぁ、、泣』

腕にしがみついてきて、肩が濡れていくのがわかる。

「やなの?じゃあ、ごめんなさい。伊野尾さん」

伊「なにそれ、可愛っ!可愛い山田みたから、いいや!笑笑 史上最強に可愛いだろ笑笑笑笑笑笑」

「残念、もっと可愛いです!笑笑まだまだだなぁ〜」

伊「悔しぃーーー!」

マネ「伊野尾、着くぞ」

伊「はーーい、じゃあね。またね!これありがとう!山田と仲良くしろよー」

「うん!買い物つきあってくれてありがと!またねー」

涼介はちっちゃく手を振るだけ。



マネ「さ、柴崎家向かいます。」

「お願いします。」

マネ「山田大丈夫か?」

「大丈夫ですよ。すみません。」

マネ「いや、全然。」


そこからは特に会話はなく、涼介も落ち着いてきて、家に帰った。





「ただいまーー」

よしっ、ここからは恋人としての関係性。やっぱり対等に、対等に、って意識するのは楽じゃないんだ…

「おかえり」

『…ただいまぁ』

「お風呂入る?」

『一緒…?』

「うん、一緒に入ろ!」

車から腕にずっと引っ付いてるこの子とはきっと後で話したいことがあるのだろうけど、今は甘えたいようなので甘やかしておく

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作者名:奏夢 | 作成日時:2021年10月14日 1時

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