王子×エース2

発作1 ページ39

最近、様子がおかしい人がいる。具体的にどこがってわけではないけど、なんとなく。俺の勘

『ごはんたべさせてぇー』

｢いーよ、おいで？｣

『やったぁ！』

ｶﾞﾁｬ

『行ってきます。今日知念とご飯行って帰る。』

｢分かった。｣


そう、涼介ではない。いつも通り、玄関が魔法の扉かのように切り替えて、仕事に出掛けた。

俺も行こっ、遅刻する！！


｢おはよー｣

？？｢はよぉー｣

｢眠そうだね、最近そんな忙しいっけ？｣

？？｢ほぇ？俺いつもこんな顔じゃね？｣

｢あ、そう？｣

違うんだよ。確かに眠そうでほわほわな雰囲気だけど、目の下のメイクで誤魔化しきれないクマと特徴だったおっとりさがかけた行動。何も変わってないと言われれば確かに変わってない。でも、なんか放ってほいてはいけない気がする。

｢伊野ちゃん、｣

伊｢ん？｣

｢…最近なんかあった？｣

伊｢なに、急に笑なんもないよぉ｣

｢ご飯食べてる？｣

伊｢たべてるよぉー、俺といえば白米でしょ｣

｢そー、ならいいんだけど｣

伊｢変なのぉ｣

変なのはそっちでしょ？何を隠してるの。縁の下の力持ちで頭がいいから、表でテキトーなキャラを演じる真面目な人だって分かってる。だからこそ、言ってくれなきゃ、伊野ちゃんの悩みに気がつく人は少ない。こんなに仲良いJUMPだからこそ、頼り方を知らない人が多すぎる。みんなして他の人が優先なんだから…


ちょっと試してみちゃおうかな、、、




バンッッッツツ！！！！！！

｢わー、びっくりした。｣
伊｢ビクッ…ﾔﾒﾃ 、ｺﾞ…ﾒﾝﾅ、ｻｲ、、、｣

わざとらしすぎた？笑でも今…

伊｢…はっ、びっくりしたぁーー笑俺固まっちゃったよお笑なにしたのー？｣

そーやって、怯えた顔を隠して いつものように肩を揺らして笑った。 なにに、怯えてる？



｢ごめん笑こんなに音立てるつもりじゃなかった笑｣

伊｢もー、やめてよー笑｣

聞いたところで誤魔化されて、教えてくれないんだろうな…

｢伊野ちゃんってさ…怖いものある？｣

伊｢えっ、、、あーー薮と光の怒った顔？笑山田のダンス指導も怖いですっ！笑｣

｢あはは笑なるほどね！確かに。｣

違う、"あーー"って考えてる間に伊野ちゃんの顔をくもらせてる原因を知りたいのに。

伊｢今日どーしたの？俺に興味津々じゃん！笑｣

｢そーかも笑｣

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