幻想の巫女は地底世界へ

『5話、今更だけどこの遺跡広くない？』フリスク「僕も最初迷った」 ページ6

トリエル「あっそうださっき焼いておいたバタースコッチパイを皆で食べましょう」

フリスク「やったー！」

さっきのパイを匂いは料理をしていたからかしらね。

フリスク「霊夢も早く行こ、トリエルの作るバタスコはすごい美味しいんだよ。」

『パイの名前省略しちゃうのね』

フリスク「いちいちバタースコッチシナモンパイって言ってたら会話がすごい長引くよ」

『まぁ確かにそうね…』






????side

………暗い。

ここは見覚えがある。

棺桶の中だ。それにしても何故またここに居る？

しかもこの感覚…体がある。

私は…生き返ったのか？

ここ霊体じゃないと地味に出るの面倒なのだが…

そう思いながら内側から蓋を持ち上げる。

そのままずらしてちょうど子供1人が通れる隙間を作りここから出る。

さて…どうしようか…

………まぁ考えていても仕方がない。

まずはそうだな……あいつらが居そうな遺跡にでも向かうか。

あの扉を外から開けられるかは分からないがな。





霊夢side

フリスク「美味しい〜」

『…初めて食べる味だわ』

うん、幻想郷でもこんな食べ物食べた事ない。

でも確実に美味しい。

トリエル「霊夢も気に入ってくれたみたいね。良かったわ、おかわりも沢山あるからね」

フリスク「やったートリエルおかわり！」

トリエル「はいどうぞ」

この2人を見てるとほんとに親子みたいね…

トリエル「霊夢はおかわりいるかしら？」

『美味しかったわ、でも私は1切れで十分満腹よ』

トリエル「そう、じゃあ残った分はまた置いておくから好きな時に食べてね」

そう言ってトリエルは私の分を小皿に取ってくれた。

…でもいつまでもここにいる訳には行かない。

今すぐとは行かなくても脱出できる場所の目星くらいはつけとかないと…

『満腹になったし少し外に散歩しに行ってもいいかしら？』

トリエルは一瞬目を見開いたけどすぐに笑顔になって

トリエル「そういう事なら行ってらっしゃい。でも寝る時間までには帰ってきてね」

『えぇ』

家の外に出ながら思考を巡らせる。

1番手っ取り早いのはやっぱりあの穴から飛んで出ることなんだけど…

透明な壁のようなものがあったのは最初に確認済みだ。

そうなるとあの道に抜け道的なのがあったりは…

流石にしないか。そんなものがあったら見落とすはずないし。

…そういえばトリエルとフリスクここの事を少なくとも私よりは把握しているわよね？

帰ったら話を聞いてみようかしら。

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