幻想の巫女は地底世界へ

『10話、作者テストで死にかけてるわ』作者「……(o_ _)o パタッ」フリスク「タイトルで精神攻撃するのはやめとこう…」 ページ12

フリスクと扉を抜けるとそこには…




1面の雪景色が広がっていた。

『……冬！？』

てっきり幻想郷の地下みたいに地獄になってるのかと思ったわ…

フリスク「地下にも雪ってふるんだね〜」

『フリスク…確かにそうだけどそうじゃないわ…』

自分でも言いたいことが今いちわかってないけどまぁ仕方が無いわよね…

地獄とは真反対の場所に出たわけだし……

『…とっ…とりあえず進みましょうか………』

フリスク「だいぶ慌ててるね」

『慌ててるというか…混乱してるというか…』

ダメだ…フリスクと私では着眼点が明らかに違う……

思わず溜息をつきそうになったけどこんな所でしょうもない事を考えている時間は無い。

早くここを脱出しないと。

少し歩くと門…？みたいな建物があった。

こんなんじゃいつ崩れてもおかしくないじゃない…

誰がこんなの作ったのかしら…？

首をかしげながらフリスクと門を潜ろうとする。

すると後ろから誰かの足音が聞こえてきた。

…誰か来た。

ここは開けてるからどこかに隠れるのは無理。

……さてどうしましょうか。

「…おいニンゲン、初めて会うのに挨拶もなしか？振り向いて握手しろ。」

お祓い棒を握りしめながらゆっくり振り返る。

そこには……

骨が立っていた。

ｽｩ…………





偉いわ私、よく叫ばなかったわね。

普通にそこらの怪談話より怖いと思うの、振り返ったら喋る骨が立ってました〜って。

いくら幻想郷の巫女でもね？ビックリする事くらいあるから

フリスクが骨と握手をすると、

握手したてからよく分からない音が聞こえてきた…

気が抜けるんですけど！！！

そしてフリスクはなんで表情ひとつ変えてないのよ！

「ははっ引っかかったな！手にブーブークッションを仕込んでおいたんだ、定番のギャグだよ。」

目の前の骨は笑いながらそう言った。

…随分見た目と中身に差があるわね……

サンズ「オイラはサンズ、見ての通りスケルトンさ。」

えぇ……それはもう見た目で分かりますよ…

サンズ「ニンゲンがここに来ないか見張ってろって言われてんだ。
つってもオイラ的にはニンゲン捕まえるとかどうでもいいけどな」

フリスク「僕はフリスク」

『…博麗霊夢よ』

サンズ「フリスクに霊夢な、で話は戻るんだが弟のパピルスは筋金入りのニンゲンハンターだぜ。」

……ニンゲンハンター…？？？

吸血鬼ハンターじゃなくて？

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