呪いのアプリ

4通知 ページ5

ク《彼でよろしいでしょうか？》



【はい・いいえ】



Aは【はい】の選択肢をタップし
クロウリーは「なるほど」といい、口元をほころばせていた



ク《お疲れ様でした。これで設定は終了です！
最後に忠告です。くれぐれむ歩きスマホややり過ぎなどご注意下さい

あなた達ならきっと仲良くやっていけるでしょう
それでは、またいつかお会いしましょう》



画面の上からまるでカラスの羽のようなものが落ち
画面からクロウリーはいなくなっていた


だんだん画面はスノーノイズしていく






ザ･･･ザザザ･･････ザザザ･･････ザザザ


ザザ･･･ザザザザ･･･・





ゲームの使用だと思ったが
なかなか一向に始まらなかった


『は･･･なんで？』


ホームボタンをカチカチ押しても
ホーム画面に移動しなかった


『まじで？は･･･最悪。まさか偽のゲーム？モノホンじゃないやつ？』


ウイルスに入られたのではないか
苛立ちから不安に変わっていく


『どうしよ･･･そ、そうだ。きょ、強制終了！！』


電源ボタンを長押しするが、なかなか画面は
変わらなかった


『あぁもういやだ。何も考えたくない』


布団の中に潜り、現実逃避していく
心はモヤモヤいっぱいだった

現代人にとって、スマホがおかしくなるなんて
最悪のことだった


『あぁ･･･そうだ、シャワー浴びてから寝よう』


だるい体を動かし
お風呂場にむかっていく






ザザザ･･･ザ･･････ザザザ･･･


ザ･･･ザザ･･･



･･････


ブツンッ









ピロン

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