22話 ページ25
ユウside
「ユウ、ユウ起きなさい」
トントントンと心地の良いリズム感
母は包丁でご飯を作っていた
スマホいじっているうちに
いつのまにか私は眠っていたようだ
ユ「あれ…お母さん、仕事は?」
母「なに言ってんの、今日は日曜日でしょ」
ああ、そういえばそうだっけ
なんだか久しぶりなような気がする。お母さんの顔をみるの
…そっか
私…、あの後帰ったんだっけ
あの人が見つけた帰る方法
成功したんだ
…いや、はじめっから
あの世界なんてなかったんだ
私の長い夢。何もかもが危険
いつ、何が起きるか分からない…まるで、地雷の上に
歩んでいたような夢
でもね…
あんな夢だったのに、眠るたび
良いなって思う夢を見るんだ
皆狂っていないのだ
夢から覚めると、私はいつも泣いている
「嗚呼、またここか」ってね
母「…もう、ユウったら…ご飯運ぶの手伝ってちょうだいな
今日はユウの好きなご飯よ」
ユ「ほんとに⁉」
母がいる台所に向かい
母の作っている鍋をのぞき込む
鍋ってことはカレー?
でもルーの香りしない
中を覗き込むと、鍋水面には
大量の毛で覆われていた
ユ「お母さん、なにこれ」
母「んー?何って、あんたの好きな」
母はおたまで鍋の中の固体物を取り出す
それは、Aさんの頭だった
たっぷりと茹でられたのか
皮膚はトロリとただれていた
目玉は奥にたれており
目元はくぼんでいた
ユ「おぉー!すっごい美味しそう!!」
鍋の中にはAさんだけではなく
グリムの頭まであった
弾力あってプリプリしていそうだ
ユ「もう食べるの?」
「あら、何言っているの」
エ「お前は食べられる側だろ」
-----------
ユ「ぁ”ぁ”ああああああああ!!!!」
嗚呼、またここか
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ミーニャン - 出来るだけ早くお願いします (2022年4月11日 21時) (レス) id: 86b03f2837 (このIDを非表示/違反報告)
ミーニャン - この作品の続編を見たいんですがパスワードがかかっていて見れません。初心者なのでここでいいのかわかりませんが教えてもらう事はできますか? (2022年4月11日 21時) (レス) id: 86b03f2837 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - この作品が大好きで続きを見たいのですがパスワードがかけられて見れません…初心者なのでここで言うのかがあってるかわかりませんが教えて頂くことはできないでしょか…🙇♀️ (2021年11月27日 0時) (レス) id: c7fee68ce2 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 続き気になる (2021年9月19日 17時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
み - 久しぶりに見たけど面白すぎる…続き待ってます! (2021年5月4日 2時) (レス) id: fec21734c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トルネコ | 作成日時:2020年8月9日 4時