1話 ページ1
ユ「ねぇ、どうしてお面かぶっているの？」
初めて貴方と喋ったのがこの時だった
オンボロの寮にすんでいる
魔力は全くなく
この世界じゃ哀れな女の子
『聞いてどうするの』
この質問は珍しくない
入学当初、よく聞かれたワード
だから私は彼女との会話より
本を読むことを集中していく
ユ「気に障ったならゴメンなさい！
ただ気になっただけ…かな？」
『…そ』
いつもだったらこの辺りで諦める輩は多い
偶にしつこい奴も居たが
一言一言で返せば良いだけ
でも彼女、監督生ユウは
ユ「誰かと会話するの 嫌い？」
『…別に』
ペラっと読んでいる本のページをめくる
その同時に私は彼女の質問を考えた
普段は無視するようなことだが
彼女からの質問を何気なく
頭の中に拾ったのだ
(会話自体は…嫌いというより々単に興味が湧かない言葉の話しを綴られているからかしら？)
ユ「てことは、普通ってこと？」
『そうかしらね』
ユ「私と会話する事はどうかな？」
『普通』
ユ「普通かぁ…よかった！ウザいとか鬱陶しいとかじゃなくて！」
彼女は淡々と私の答えた言葉の連想を
質問へと変えては、なんだか喜んでいる
この時点で私は本より
彼女の会話の方に向けていた
ユ「甘いものって好き？」
『そこそこ』
ユ「苦いのと甘いのって言われたら？」
『苦いの』
ユ「コーヒーとか飲める感じ？」
『飲める』
ユ「大人だねぇ」
『…あら、飲めないの？』
ユ「えへへぇ…悲しい事に子供舌です」
『大人子供関係ないわよ』
ユ「そー？なんかまー勝手なイメージだけどね
コーヒー飲めるって大人っ！て感じだなぁ」
『わからなくもないイメージね』
私は無意識に本より
彼女との会話に向けていた
彼女の言葉は最初
自分の事をただただ言うのではなく
ひたすら言葉のキャッチボールの
質問を投げていた
だから私は質問の回答をしていた
それが無意識にだんだんと
会話のような言葉になっていた
質問ではない言葉でも私は返答した
読んでいた本はいつのまにか閉じていた
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ミーニャン - 出来るだけ早くお願いします (2022年4月11日 21時) (
レス) id: 86b03f2837 (このIDを非表示/違反報告)
ミーニャン - この作品の続編を見たいんですがパスワードがかかっていて見れません。初心者なのでここでいいのかわかりませんが教えてもらう事はできますか？ (2022年4月11日 21時) (レス) id: 86b03f2837 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - この作品が大好きで続きを見たいのですがパスワードがかけられて見れません…初心者なのでここで言うのかがあってるかわかりませんが教えて頂くことはできないでしょか…🙇♀️ (2021年11月27日 0時) (レス) id: c7fee68ce2 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 続き気になる (2021年9月19日 17時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
み - 久しぶりに見たけど面白すぎる…続き待ってます！ (2021年5月4日 2時) (レス) id: fec21734c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トルネコ | 作成日時：2020年8月9日 4時
