２４ 翔side ページ24
仕事終わりに、ふと気になってニノに電話を掛けると、何だか反応が悪くて
練習で疲れてるからかな…と思ったけど、この暑さの中の練習だし、あいつの事だから無理してんじゃないかって心配で
マネージャーの影山さんに頼んで、ニノ家まで送ってもらった
途中コンビニでアイスとゼリーと、冷食で申し訳ないけどうどんも買い込んで
インターホンを押そうとして、その手を止めた
寝てるかもしれない
この前借りたままだった合鍵で入った方がいいかな
試しにスマホにメッセージを送ってみたけど、反応なし
うん、今こそ合鍵の出番だ
翔「ニノー、入るよー？」
物音ひとつしない室内に、少し心臓がドキドキする
リビングに入ると、ニノはソファーに座ったまま寝ちゃってて
その額と首には冷えピタを貼っていた
小さく口を開けて無防備に眠るニノは、全く起きる気配がない
翔「おつかれさま。今日も暑くて大変だったなぁ」
思わずそう口にして、そっと頭を撫でると、掌から伝わる熱さに驚いた
熱あるのか…？
頬に手を当てて、首筋を触って
やっぱり熱くて、少し強引にでもこうして家に来てよかったと思った
和「ん…」
翔「ニノ？ごめん、合鍵使って入っちゃったよ。身体熱いけど大丈夫か？」
和「あ、翔ちゃん…わざわざありがとう…」
俺を見て、嬉しそうに笑ってくれる
様子を見る限り、熱っぽい感じは無いんだけどね、身体の熱さが気になるな
翔「熱測ってみようか」
和「ん…なんか、ずっと身体熱いの…」
翔「熱が籠っちゃってるんだな。37.5℃か…とにかく冷やすしかないから、アイス食べて横になろう」
和「さっき１本食べた…」
翔「今日は特別！もう１本！」
んふふって笑うニノは美味しそうにあっという間にアイスを食べて、その間に冷やしておいた寝室に連れて行く
翔「冷えピタ新しいのに替えよう。冷たい麦茶、飲めるか？氷枕と、保冷材は脇と股関節に当てような」
和「しょーちゃん、お母さんみたいだねぇ」
翔「一緒に寝てあげようか？和くん」
和「えー」
翔「えーってなんだよ、えーって。嬉しいくせに」
これだけ冷やすと気持ち良いのか、ベッドに横になるとあっという間に眠ってしまった
早く熱逃がしてやらないと、寝苦しいだろうな…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 345人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るんるん(プロフ) - 何年越しでも、、密かに待っていたので嬉しいです！ (2022年10月9日 2時) (
レス) @page49 id: 5f4c3622e1 (このIDを非表示/違反報告)
kammostsluvamos(プロフ) - 更新嬉しいです！楽しみにしてました！ (2021年5月27日 18時) (レス) id: e05623e0c3 (このIDを非表示/違反報告)
はぐ(プロフ) - かなりお久しぶりにここへ来て読ませて頂きましたがやっぱり風月さんのお話しのニノちゃん可愛くって好きだなぁ(*´▽｀*)続きもまた楽しみにしてますね！ (2019年9月7日 23時) (レス) id: 8801631f59 (このIDを非表示/違反報告)
ニノ担 - 長編が見れません (2018年12月28日 21時) (レス) id: 9f8d06ec79 (このIDを非表示/違反報告)
tuki - すごく面白いです。更新がんばってください！続きがすごく気になります。 (2018年10月27日 19時) (レス) id: b5e1612a7d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：風月
| 作成日時：2018年10月14日 1時
