２２ 和side ページ22
黒田「よし！おつかれさま。ギリギリだけど、タイム内にゴールできたね」
和「はぁ、っはぁ…げほ、げほっ！」
黒田「あはは、キツイよね。少し歩いて息整えよう」
ギラギラと照り付ける日差しの中、流れる汗は普段の俺からは考えられない量で
この後また１０キロ走るって考えると足取りはさらに重くなった
黒田「水分摂って、塩タブレットもちゃんと食べてね。日陰でマッサージしたら、１０キロ走行こう」
和「はい…」
黒田「身体大丈夫？」
和「うん、だいじょぶ…」
黒田「どっか痛かったりしたら教えてね」
黒田さんは心配もしてくれるけど、本番まで日にちに余裕はないし練習メニューは中止にしたくないから…
明日はオフだし少しくらい自分に負荷をかけて頑張りたい
トレーナー「腰は大丈夫？ふくらはぎが少し張ってるから揉みこんでくね」
和「お願いします…」
周りでスタッフさんが団扇で仰いでくれる中、入念にマッサージ
あと１時間、頑張れば今日は終わりだ
帰ったらアイス食べたいなぁ
冷たいゼリーとかもいいな…
ゲームよりも、今は冷たいものを欲してしまう
楽しみを作って、残りの１０キロに挑む
黒田「スローペースでいいからね。長距離走る本番を想定して、負荷かけた後に長い距離走ってみるのが今日の狙いだから」
３キロ、５キロ…ゆっくりだけど、着実に前に進む
息を吸っても吸いきれない感じがするけど、これだけ暑いんだもん
仕方ないんだろうな
後半に入ると、身体にどんどん熱が溜まってくるのを感じる
もう少し…頑張れ俺
目の前が少し霞んだり、歪んで見えたり
こんだけ運動してるんだ
身体に全くダメージが無い訳ないよ
でも練習を止めるほどでもないし、残り２キロだし…
黒田「良い感じだ。少しだけペース上げれそう？ラスト１キロ、５分ペースで行ってみよう」
嫌です、なんて言えないから
ペースを上げた黒田さんに必死に食らいつく
最後は少し足をもたつかせながら
どうにか１０キロ走り切って、ゴール地点でスタッフさんから保冷剤と飲み物を渡される
和「はぁ…は…」
水を頭から被って、水分補給して…
すぐに温くなった保冷材に苦笑しながら、タオルに顔を埋めた
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るんるん(プロフ) - 何年越しでも、、密かに待っていたので嬉しいです！ (2022年10月9日 2時) (
レス) @page49 id: 5f4c3622e1 (このIDを非表示/違反報告)
kammostsluvamos(プロフ) - 更新嬉しいです！楽しみにしてました！ (2021年5月27日 18時) (レス) id: e05623e0c3 (このIDを非表示/違反報告)
はぐ(プロフ) - かなりお久しぶりにここへ来て読ませて頂きましたがやっぱり風月さんのお話しのニノちゃん可愛くって好きだなぁ(*´▽｀*)続きもまた楽しみにしてますね！ (2019年9月7日 23時) (レス) id: 8801631f59 (このIDを非表示/違反報告)
ニノ担 - 長編が見れません (2018年12月28日 21時) (レス) id: 9f8d06ec79 (このIDを非表示/違反報告)
tuki - すごく面白いです。更新がんばってください！続きがすごく気になります。 (2018年10月27日 19時) (レス) id: b5e1612a7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風月
| 作成日時：2018年10月14日 1時
