１４ 潤side ページ14
和「うぅ…いったい…」
先生「もう少しね、ごめんごめん」
和「もうやめて…」
先生「うん、もう終わるから。最後に注射しとこうね」
痛がる和と、宥めながらも治療を続ける先生
俺は２人をすぐ傍で見守ることしか出来なかった
和「じゅ、くん…？」
潤「ん？どうした？ここにいるよ？」
和「こっち、来て…」
涙目で俺を探してきた和
俺はそっと和の手を握ると、目尻に溜まった涙を拭ってやった
潤「頑張ってるな。偉いよ」
和「ん…ほんとに、痛いんだよ…」
潤「うん。そうだな…もう少しだから」
最後の注射をするときも、和の手は握ったまま
全ての処置を終えて、落ち着くまで少し休むように言われた和
疲れちゃったね
処置台にうつ伏せのまま、目がトロンとしてくる
そっと頭を撫でていると、スーッと眠りに落ちちゃって
様子を見に来た先生が優しく笑った
先生「眠気も出ちゃう注射だから仕方ないんだよね。起きるまで寝かせててもいいんだけど…どうします？」
潤「相当疲れてると思うんで、連れて帰っちゃいます。ありがとうございました」
先生「いえいえ。頼れるメンバーがいて、僕も安心です笑」
あはは！って笑う先生は、どこか雅紀に雰囲気が似てて
和が気を許すのも分かる
潤「和、お家帰ろうな。寝てていいから」
和「んぅ…」
先生に手伝ってもらって、和を背中に乗せると、車を回して待ってくれてる武さんのもとへ
武「あらら。グッスリ？」
潤「うん。疲れてるもんね」
車に乗せても、起きなかったけど、家に着くと何かを察したのか和は目を覚ました
和「ん…あれ、…」
潤「お家着いたよ」
和「ごめん、寝ちゃってた…」
腰の痛みは和らいだみたいだけど、まだまだ眠たそう
自分で歩けるって言うから、ゆっくり和のペースに合わせて部屋へ向かった
潤「風呂は明日にするか？今日は無理しない方がいいんじゃない？」
和「んー…でも、午前中トレーニングしてきたから、汗流したい…」
潤「そうか、サッパリしたいね。気を付けてな」
和「うん、行ってくるね」
和がシャワーを浴びに行って、俺はキッチンに立ってご飯づくりを始めた
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るんるん(プロフ) - 何年越しでも、、密かに待っていたので嬉しいです！ (2022年10月9日 2時) (
レス) @page49 id: 5f4c3622e1 (このIDを非表示/違反報告)
kammostsluvamos(プロフ) - 更新嬉しいです！楽しみにしてました！ (2021年5月27日 18時) (レス) id: e05623e0c3 (このIDを非表示/違反報告)
はぐ(プロフ) - かなりお久しぶりにここへ来て読ませて頂きましたがやっぱり風月さんのお話しのニノちゃん可愛くって好きだなぁ(*´▽｀*)続きもまた楽しみにしてますね！ (2019年9月7日 23時) (レス) id: 8801631f59 (このIDを非表示/違反報告)
ニノ担 - 長編が見れません (2018年12月28日 21時) (レス) id: 9f8d06ec79 (このIDを非表示/違反報告)
tuki - すごく面白いです。更新がんばってください！続きがすごく気になります。 (2018年10月27日 19時) (レス) id: b5e1612a7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風月
| 作成日時：2018年10月14日 1時
