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思わずわざと逸らしていた視線を、
彼の方に向けてしまう。
『 …へっ、？ 』
平野「 やから、紫耀って呼んでくれへんの？って聞いてんねん 」
紫耀くんの目が、変わる。
しかもこの目は、わたしが見たことのある目だ。
『 なんか、廉くんにわるい、し…… 』
平野「 俺には悪いって思わへんの？ 」
『 ……、 』
その言葉に、何も言えない。
私に言い返す権利なんて、無いんだ。
平野「 ……ごめん。 」
『 いやッ、なんで…悪いのは私なのに… 』
紫耀くんはいつだって優しい。
悲しくなるくらい、優しいんだよ。
平野「 ごめん、ほんまはAちゃんに会うためにここ来た 」
ふはは、と苦笑いをする彼。
少しだけ弱々しく見えたのは、気のせいなんかじゃない。
平野「 ほんとは今も好き。たぶん…これからも、 」
忘れることなんてできないと思う、と彼は言った。
平野「 でもさ、廉といた方が何倍もいい顔してるよ。Aちゃんは 」
『 …… 』
平野「 だからさ、これからは友達として仲良くして欲しい。 」
いつから彼の中で、『わたし』という存在が大きくなっていたのか、そんなのわかるわけないけど。
でも彼は、もう前を向いてるんじゃないのかな、って思った。
『 そんな、全然いいのに… 』
平野「 えっ！？ほんまにええの？ 」
さすがになんもしゃべれんくなるのはきつかったわ〜となにか吹っ切れたかのように話す紫耀くん。
『 ああっ、試合始まっちゃう！！ 』
平野「 ほんまや、！海人どこ〜？？ 」
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aimi(プロフ) - 初めまして。すごく面白かったです‼️これからも頑張ってください！応援してます❗️ (2021年10月31日 19時) (
レス) @page49 id: 7523aceb2d (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - お話読みたいのでパスワード教えてほしいです！！ (2021年7月27日 23時) (レス) id: 0c341d472b (このIDを非表示/違反報告)
さくらん(プロフ) - パスワードのヒントを教えて下さい！ (2019年11月15日 20時) (レス) id: a7aa3d16ee (このIDを非表示/違反報告)
niconico0807(プロフ) - お話とても楽しく読ませていただいてます。続きが気になるのですが、パスワードを教えていただけませんか？ (2019年11月2日 20時) (レス) id: d8c3065569 (このIDを非表示/違反報告)
さわまる(プロフ) - とても楽しく読ませていただいております！続きがとても気になるのでパスワード教えていただけると幸いです(^^) (2019年10月31日 22時) (レス) id: e116b8cde1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはく
| 作成日時：2019年4月25日 22時
