ナガセくん、嫉妬してください。

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平野「 Aちゃんは優しいんですね 」



あのあと平野くんのおかげで無事につくことが出来た。

基本、席は自由だから隣同士に座ることに。






『 そう、なのかな？ 』




みんなから優しいといわれている平野くん。

だからか、なんだかちょっぴり嬉しかった。





平野「 だって二人は付き合ってるのに... 」




廉があんな態度とってと心配そうにする平野くん。




『 ん〜、確かに寂しいって思うことはあるよ？でも慣れちゃったから... 』





自分で言ってバカだな、なんて思うけど、、

廉くんに放置されるのが恒例になりつつあるし
返事をしてくれるだけでもめったにないから、ポジティブに考えている。





平野「 でも...それって悔しくないですか？ 」





そういうと顔が明らかに真剣になり、
さっきまでの柔らかい表情がいなくなる。





『 うん、？ 』


平野「 ははっ、なんで疑問形なんですか 」




椅子をガタッ、と持ち上げ私の近くに置き
そこにどさっとすわる彼。





平野「 じゃあ、平野が協力してあげます 」







彼はそう言って、あやしく笑った。




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