初恋は君(霧野side) ページ2
ひたすらに目を瞬かせる俺を尻目に
先生)｢じゃあ、霧野君以外は下校｣
先生は俺に当然のように命令した。
蘭丸)｢は?｣
先生)｢さっきも言ったでしょ?あなたがこの子を案内するのよ!二学期から、通うそうだから、ちゃんと案内しなさいよ｣
そう言い残して先生は、さっさと退場。
ぞろぞろとクラスのみんなもいなくなり
神童)｢俺、今日、ピアノのレッスンだから｣
神童の奴もちゃっかり帰りやがった。
蘭丸)｢えっと……｣
あ)｢君、名前は何ていうの?｣
残ったのは、俺と見知らぬ少女。
蘭丸)｢お、俺は、霧野蘭丸｣
そういえば、名乗ってなかったな、と思いつつフルネームで名乗った。
あ)｢ん。なら、蘭丸って呼ぶわね?｣
蘭丸)｢あぁ｣
ここまでの会話はよかった。ここまでは。
これから、先の会話が変なのだ。
驚くことなかれ、アイツは
あ)｢よし!蘭丸を私の“家来”にしてあげる｣
人差し指を立てて、そういい放った。
蘭丸)｢は?｣
俺は、この時、二の句が継げないという言葉を覚えた。
ほら、強烈だろ?
この出会いは。
まぁ、こうして俺は
あ)｢あ、蘭丸もAって呼んでいいよ!｣
アイツと出会ったわけだ。
蘭丸)｢お前、名字は?｣
あ)｢ん?言ってなかったけ?｣
蘭丸)｢言ってねぇよ…｣
あ)｢蘭丸と一緒だよ、一緒｣
蘭丸)｢は?｣
ここからだ。
…─この日から
…──俺は
…───ジグソーパズルを一つ一つ埋めるように
…──頭の中が
…─キミでいっぱいになっていったんだ
…─そう
…──これが
…───俺の
…────First Love
…─そして俺が恋したのは君だけ
…──そう、桐野Aだけなんだ
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うちわ(プロフ) - ともさん» 楽しんでもらえたでしょうか？最近蘭丸くんがテレビで見れないので蘭丸くん不足です(笑)わざわざコメントありがとうございます(^∇^) (2014年6月7日 7時) (
レス) id: 9546e088aa (このIDを非表示/違反報告)
とも - 面白いです！蘭丸神〜〜〜：＼>^<／: (2014年6月7日 1時) (レス) id: 6e83440222 (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - みゆさん» そうなんです＾＾泣き虫な俺と強いキミでは、神童君を補佐しているけれど、こっちでは神童君が霧野君を補佐しているという…。評価ですか！？ありがとうございます＾＾ (2012年8月19日 10時) (レス) id: e04007d543 (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - 林檎酢(っω・｀)さん» いえ、前から悩んでいたことなんです(￣〜￣；)パクりとか思われるのも、嫌でしたし… (2012年6月5日 7時) (携帯から) (レス) id: ce3f68a234 (このIDを非表示/違反報告)
林檎酢(っω・｀)(プロフ) - うちわさん» わわっ！すいません、そんな意味で言ったつもりはなかったです…。消したら私しんじゃいます！どうか消さないで下さい＞＜ (2012年6月5日 6時) (レス) id: 8663c02bbf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うちわ
| 作成日時：2012年4月10日 22時
