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距離 ページ10

それから青羽さんはよく隣の私たちのクラスに遊びに来るようになり、

想くんと話しているのを見かける



イヤホンやCDを見て楽しそうに話していた


お昼ご飯の時
湊斗くんが、最近想と青羽仲良いねと言ったら


あぁ、音楽がさ、好きなアーティスト同じみたいで話が盛り上がるんだよ


と言っていたので音楽の趣味が同じなんだと分かった


想「Aちゃんは音楽どんなの聞くの??」


いつもの優しい笑顔で私に聞いてくれる


『歌詞がない曲、、、
をよく聞くから想くんとは好み似てないかも、、かな』

そう苦笑いでしか返せなくて


雰囲気悪くする言い方しちゃったかな...と自分の発言に
少し落ち込む


湊「クラシックとか、波の音とか?」


『波の音限定なの?笑』


湊「俺、寝れない時たまに流すからさ!」


『湊斗くんらしいね』



湊斗くんのおかげで少し場が明るくなった気がする



想「えぇ〜俺だって聞く時あるよ、

風とかボール蹴る音とか!」

少しムッとしたような顔で湊斗くんに対抗する想くん


そんな2人をみて


『ふふ』


思わず笑ってしまう


そんな私を見て2人も笑う



あぁずっとこの時間が続けばいいのに


でも



そんな願いは早々に打ち消された


移動教室で階段を降りている時


想くんが青羽さんにMusicPlayerを
貸しているところを見かけた


想「いい返事(笑)」


お互いを見つめ合い、笑いあっていた


2人とも想い合ってるんだなぁって見てて感じた


.

.

.


想くんと青羽さんの距離が縮まってから



なんとなく、私がいるの邪魔かもしれない


そう感じることが増えた



私が勝手にそう思っているだけだと分かっている

想くんも湊斗くんもずっと変わらず接してくれる


けど、青羽さんと想くんからとてもいい感じな雰囲気が
出ていて見るのが辛くなっていった



中学の頃に何度も感じた、


段々と孤独になっていく感覚を思い出してしまい、



怖くなった私は



距離を置くようになった

亀裂→←変化



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設定タグ:silent , 目黒蓮 , 佐倉想   
作品ジャンル:恋愛
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なな - ありがとうございます!無事読めました! (8月4日 7時) (レス) id: 5c12264889 (このIDを非表示/違反報告)
渼桜(プロフ) - ななさん» 0時に公開予定ですので、もう少しお待ちください! (8月1日 23時) (レス) id: 456b2554b3 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 素敵な作品をありがとうございます!もしよろしければ、続編を読むためのパスワードをも教えて頂きたいです。 (7月31日 6時) (レス) @page50 id: 5c12264889 (このIDを非表示/違反報告)
渼桜(プロフ) - えぬさん» この拙い文章を読んでいただいたことが嬉しいです。納得がいかずに訂正することも多いですが、、、。もう少しだけお待ちください! (7月26日 23時) (レス) id: 456b2554b3 (このIDを非表示/違反報告)
えぬ - とても素敵な作品で大好きです。続編も楽しみに待っています。 (7月26日 22時) (レス) id: 56dc9f9a48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年6月25日 16時

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