名前 ページ6
先生の説明が終わり
ガヤガヤとみんなが動き始めた
渡されたプリントに書かれていた集合教室は去年と同じだった
筆記用具だけ持ち、立ち上がると
想「Aちゃん、行こ」
一緒に移動するのかぁ
・・・正直気まずい
湊「え?
想、桜さんのこと名前で呼んでるの?」
委員会の集まりでクラスの人たちが教室を移動している中、戸川くんが想くんに話しかける
想「うん、苗字が同じ読みだから。
自分のことさん付けで呼んでるみたいだろ?」
湊「えぇー 、俺去年から桜さんと仲良いのに想に横取りされた気分、、、
俺もAちゃんて呼んでいい??桜さん」
シュンと垂れ耳のワンコみたいな顔をする戸川くんがちょっとおもしろくて
『ふふ、うん、戸川くんが好きなように呼んで』
かわいい一面もあるんだなと思わず笑ってしまう
想「湊斗ずるい、俺Aちゃんに笑ってもらったことない。
Aちゃん湊斗と仲良いの?」
私の方を勢いよく向いて
曇りなき眼のような
真っ直ぐ目を見て聞かれた
すごい、素直に感じたことを聞く人なんだな
『 . . . .学校で話すの、先生と戸川くんだけだから、』
想くんの勢いに押されて思わず小さめの声で答えた
まだ想くんと話すのは少し緊張する...
想「じゃあ今日から俺もそこの仲間に入れるように、
話しかけてもいい?」
『え?、、、う、うん』
ちょ、直球に聞いてくる
すごいな
圧倒されて苦笑いしかできない自分に情けなくなった
湊「想、あんまりAちゃん困らせないでね」
戸川くんの言葉になぜかニコニコして
想「当たり前だろ、よし行こうAちゃん」
そう答えて教室の扉に向かって想くんは歩き始めた
『はい』
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なな - ありがとうございます!無事読めました! (8月4日 7時) (レス) id: 5c12264889 (このIDを非表示/違反報告)
渼桜(プロフ) - ななさん» 0時に公開予定ですので、もう少しお待ちください! (8月1日 23時) (レス) id: 456b2554b3 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 素敵な作品をありがとうございます!もしよろしければ、続編を読むためのパスワードをも教えて頂きたいです。 (7月31日 6時) (レス) @page50 id: 5c12264889 (このIDを非表示/違反報告)
渼桜(プロフ) - えぬさん» この拙い文章を読んでいただいたことが嬉しいです。納得がいかずに訂正することも多いですが、、、。もう少しだけお待ちください! (7月26日 23時) (レス) id: 456b2554b3 (このIDを非表示/違反報告)
えぬ - とても素敵な作品で大好きです。続編も楽しみに待っています。 (7月26日 22時) (レス) id: 56dc9f9a48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:貂 | 作成日時:2023年6月25日 16時