空白の時間 ページ43
想と湊斗くんが2人で話していたとき
ふと、青羽さんの顔を見ると
想になにか言いたげな表情を一瞬だけど、していた
.
.
隣の想の肩を叩き、
想「??」
『想と青羽さん、2人でちゃんと話したほうがいいと思う』
私の言葉に動きが止まり、少し考えたあと
想「・・・なんで?」
『青羽さんに伝えることまだ、あるでしょ?
私、湊斗くんに直接謝りたい。話したい。』
青羽さんと湊斗くんの方をちらっとみてから、
想「ここではだめなの?」
自分と青羽さん、湊斗くんがいるこの場所で話せないことなのかと言う意味なのだろう
青羽さんが想に何を言いたいのか分からないけど
過去に付き合っていたという事実がある2人には
2人にしか分からない、
伝えたいことがあるのかもしれない
8年という
長い空白の時間
青羽さんと想が思いを伝えられるよう2人で話す時間が必要だと感じる
私が居てはいけない
『想』
目で私の気持ちを訴える
想「、、、、分かった」
少し諦めたように、仕方がないように頷いた想をよそに
私はスマホを操作し、湊斗くんに見せる
《 少し、話せないかな? 》
目が合い、首を縦に振った湊斗くん
2人分の支払いを済ませ、私と湊斗くんは
カフェを出て少し歩いたところにある公園に来た
公園のベンチに腰を下ろす
湊「すごい久しぶりだね、元気だった?Aちゃん」
湊斗くんは少し気まずそうに、地面を見つめながら
私にそう言った
その問いには答えずに
《 ごめんなさい、何も事情を伝えなくて。
何も言わずにいなくなって。
嫌な気持ちにさせてごめんなさい。》
その画面を見せて、頭を下げた
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なな - ありがとうございます!無事読めました! (8月4日 7時) (レス) id: 5c12264889 (このIDを非表示/違反報告)
渼桜(プロフ) - ななさん» 0時に公開予定ですので、もう少しお待ちください! (8月1日 23時) (レス) id: 456b2554b3 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 素敵な作品をありがとうございます!もしよろしければ、続編を読むためのパスワードをも教えて頂きたいです。 (7月31日 6時) (レス) @page50 id: 5c12264889 (このIDを非表示/違反報告)
渼桜(プロフ) - えぬさん» この拙い文章を読んでいただいたことが嬉しいです。納得がいかずに訂正することも多いですが、、、。もう少しだけお待ちください! (7月26日 23時) (レス) id: 456b2554b3 (このIDを非表示/違反報告)
えぬ - とても素敵な作品で大好きです。続編も楽しみに待っています。 (7月26日 22時) (レス) id: 56dc9f9a48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:貂 | 作成日時:2023年6月25日 16時