事実 ページ42
想〈 ずっと心のどこかで後悔と罪悪感があったけど気づかないふりをして過ごしてた。
けど、Aと再会して思った
残された方はずっと心にわだかまりができて、気づかないうちに心に穴が空いた気持ちになるって。
Aが転校して、3年後に再会したとき
"俺はずっと会いたかったんだな"
"顔を、目を見てまた話したかったんだな"って分かった 〉
青羽さんの鼻をすする音が聞こえて
本当に想のこと好きだったんだなって感じた
私は青羽さんに、ハンカチとティッシュを渡す
青「っ、、ありがとう、、っ」
想〈 この間青羽と偶然会った時、その事を思い出して謝りたかった。
何も言わずに連絡を絶って、いなくなって本当にごめん 〉
想がスマホを置いて、ゆっくり手で言葉を紡ぐ
想「湊斗、ごめんな」
私はその言葉をメモに書いて湊斗くんに渡した
その文字を見てさらに苦しそうな顔をした湊斗くんは
手で涙を拭って
湊「想、気づいてあげられなくてごめん。
でも言ってほしかったよ。
友達でしょ?」
アプリが湊斗くんの言葉を文字にする
それを想が見て
少し笑って
想〈 そうやって泣くと思ったから、言わなかった。〉
スマホの画面を見た、青羽さんが
青「いや、、、振られて泣いたし。
今よりもっと泣いたし!」
と少し責めるように想に言った
それに続いて湊斗くんも
目を少し赤くしてムッとしながら、
湊「俺 めちゃくちゃ探したんだよ、想のこと」
湊斗くんの言葉に想は眉毛を少し下げて小さく笑った
それを見て湊斗くんも眉を下げて笑う
高校の時のような湊斗くんと想の表情に、私も自然と
頬が緩んだ
想〈 2人には今大切な人が、いる? 〉
柔らかい笑顔で聞くと
青羽さんと湊斗くんがお互い目を合わせて
青「うん、湊斗と付き合ってる」
そう言って青羽さんは可愛く、少し恥ずかしそうに笑った
湊斗くん、青羽さんのこと好きだったからなぁ
よかったな、湊斗くんが幸せそうで...
想〈 よかった 〉
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なな - ありがとうございます!無事読めました! (8月4日 7時) (レス) id: 5c12264889 (このIDを非表示/違反報告)
渼桜(プロフ) - ななさん» 0時に公開予定ですので、もう少しお待ちください! (8月1日 23時) (レス) id: 456b2554b3 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 素敵な作品をありがとうございます!もしよろしければ、続編を読むためのパスワードをも教えて頂きたいです。 (7月31日 6時) (レス) @page50 id: 5c12264889 (このIDを非表示/違反報告)
渼桜(プロフ) - えぬさん» この拙い文章を読んでいただいたことが嬉しいです。納得がいかずに訂正することも多いですが、、、。もう少しだけお待ちください! (7月26日 23時) (レス) id: 456b2554b3 (このIDを非表示/違反報告)
えぬ - とても素敵な作品で大好きです。続編も楽しみに待っています。 (7月26日 22時) (レス) id: 56dc9f9a48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:貂 | 作成日時:2023年6月25日 16時