only you

後悔 ページ40

『私のおかげって・・・
何もしてないよ』


私が一緒にいたくて想といる


想がそばにいてくれるから冷えきった心に光が宿る


私にとって彼は光で、太陽で、希望。


自分にはない言葉の選択や考え方を持ち、人の心を暖かくしてくれる存在


想がいてくれたから、

想のおかげで、いまの私がある


私はいつも想に何を返せているんだろう


重荷や枷になって苦しめていないだろうか


そう思っていたから、私のおかげと言われても思い当たることが分からない




想「Aはそう思うかもしれないけど、

何もかも投げ出したくて、生きることに希望がなかったから
俺は家族以外との人間関係を離れた。

でもAと再会して、音のない世界でも幸せだった。
生きたいって思えるようになった。

Aとなら、音がなくても一緒にいるだけで幸せ。

だから、2人とちゃんと話して後悔をなくしたい。


Aは隣で聞いてくれるだけでいいんだよ」



想の紡ぐ言葉に何度救われたんだろう


私も、想がいてくれるならもう何も望まない


想は私が欲しい言葉をくれる


ゆっくりと手を動かして


『私も、、



湊斗くんに謝りたい。』


そう伝えて、恐る恐る顔を上げた


にこっと優しく笑った想は


想「俺のわがままに付き合ってくれてありがとう。

萌に頼んで、

青羽の弟のヒカルくん経由で連絡とって

2人と話す時間つくってもらうよ」



そう、私に言った



『分かった』

事実 �帰�←離れない

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