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離れない ページ39

カフェに入ってとりあえず、2人分のカフェラテを想が頼んで目の前に置かれる




想「事情だけ説明してもいいかな?」



コクっと頷いて返事をした



想「Aが戻ってくるまで、本読んで待ってたらイヤホンが転がってきて拾って渡そうと思ったら、


青羽がいた。


咄嗟に逃げたけど、引き止められて青羽が何か話してた。でも何話してるか分からないし知りたくなかったから
手話で一方的に返した。ただ、それだけ」



『うん』



頭から

さっきの青羽さんと想が2人でいた、あの光景が頭から離れなくて



想が説明してくれたけど



なんて答えるべきか分からなくて



頷くことしかできなかった




想「A」



想はまっすぐ私を見て名前を手話で紡ぐ




『どうしたの?』




想「離れないで」




『・・・』



想「青羽と再会したからってAを好きなことも
今までの関係も変わらない。


俺はAが好き


だから、俺から離れないで」



『・・・分かってる



でも、
どうしても想が青羽さんのことを好きになってしまうんじゃないかって考えちゃうの。


想は違うって言ってくれるけど

高校時代の想と青羽さんの、2人にしか出せない
雰囲気を思い出してしまう。

その度に胸が苦しくなって


勝手に裏切られたって思っちゃう。』


想「・・・、」


『私だって離れたくない。


想は私じゃなくても平気かもしれないけど、

私はもう、想以外は考えられない』


想「俺も、A以外の人と一緒にいるつもりはないよ」



『、、、、っ』



想「ねぇ、A



青羽と湊斗、2人とちゃんと話そう」


『私は、、、、いい』



首を横に振る




想「だめ、俺の隣にいるだけでいいから」



『話すこと、、ない』



想「青羽にはなくても、湊斗には言う事あるでしょ?」



『・・・』


たしかに、湊斗くんには謝りたいことがある

でも今さら、どんな顔して会えばいいのか分からない

私のことはもう忘れているかもしれない


そんなことを考えていると


想「2人に謝りたいんだ、何も言わずに消えてごめんって。
Aと一緒にいた5年のおかげで、


今日青羽に会っても、


少し驚いたけど平気だったんだ」




少し誇らしげに想が話してくれた

後悔→←呼吸



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設定タグ:silent , 目黒蓮 , 佐倉想   
作品ジャンル:恋愛
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なな - ありがとうございます!無事読めました! (8月4日 7時) (レス) id: 5c12264889 (このIDを非表示/違反報告)
渼桜(プロフ) - ななさん» 0時に公開予定ですので、もう少しお待ちください! (8月1日 23時) (レス) id: 456b2554b3 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 素敵な作品をありがとうございます!もしよろしければ、続編を読むためのパスワードをも教えて頂きたいです。 (7月31日 6時) (レス) @page50 id: 5c12264889 (このIDを非表示/違反報告)
渼桜(プロフ) - えぬさん» この拙い文章を読んでいただいたことが嬉しいです。納得がいかずに訂正することも多いですが、、、。もう少しだけお待ちください! (7月26日 23時) (レス) id: 456b2554b3 (このIDを非表示/違反報告)
えぬ - とても素敵な作品で大好きです。続編も楽しみに待っています。 (7月26日 22時) (レス) id: 56dc9f9a48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年6月25日 16時

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