一緒に ページ33
久しぶりにバイトがお休みだったので、
想くんの家でのんびり過ごした
本を読んで、コーヒーを豆から挽いて入れて2人で飲んで、
字幕で洋画を見ていたらいつの間にか寝てしまっていた
起きて隣を見ると想くんも寝ていて、2人で寝落ちしてしまったようだ
起きたら夕方だった
2人でスーパーに買い物に行って夜ご飯をつくる
寒くなってきてグラタンとオニオンスープ、サラダを作って食べた
想「Aちゃんホワイトソース作れるのすごいね」
食べ終わって、お皿を片付けていた時に想くんに言われた
『中2の時、お母さんの真似して作ってみたけど味が全然違うから教えて貰って、たくさん練習したんだ笑』
懐かしいな
お母さん .
料理がほんとに上手で、私が部活始めてからは
栄養バランスを考えて色んなご飯を作ってくれた
お母さんの味が忘れられなくて、亡くなってからたくさん練習してなんとか近い味を作れようになった
.
.
ふと時計を見ると21時を過ぎていたため
明日3限から授業とバイトがあるんだった
と思い出し
『私そろそろ帰るね』
と想くんに伝える
想「・・・」
何かを考えるように動きが止まっていて
『想くん?』
声をかけると
想「ううん、送ってくよ」
何もなかったかのように言うから、
なんか気に触ることしちゃったかな、、、
と不安になる
『大丈夫だよ』
まだそこまで遅くないし
いつもバイトから帰る時間と同じくらいなのに、
少し真面目な顔をして、
想「だめ」
想くんは許してくれない
『・・・でもバイトから帰る時間と、
想「だめ。送ってく。」
まだ話してる途中なのに。
だけど
まだ一緒にいれる
そのことに心が弾む
.
.
.
『ありがとう、送ってくれて。
またね想くん』
軽く手を振って、駅の方を向く
ぎゅ
改札へ行こうとすると手にぬくもりを感じた
振り返ると想くんが私の手を握っていた
『想くん?』
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なな - ありがとうございます!無事読めました! (8月4日 7時) (レス) id: 5c12264889 (このIDを非表示/違反報告)
渼桜(プロフ) - ななさん» 0時に公開予定ですので、もう少しお待ちください! (8月1日 23時) (レス) id: 456b2554b3 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 素敵な作品をありがとうございます!もしよろしければ、続編を読むためのパスワードをも教えて頂きたいです。 (7月31日 6時) (レス) @page50 id: 5c12264889 (このIDを非表示/違反報告)
渼桜(プロフ) - えぬさん» この拙い文章を読んでいただいたことが嬉しいです。納得がいかずに訂正することも多いですが、、、。もう少しだけお待ちください! (7月26日 23時) (レス) id: 456b2554b3 (このIDを非表示/違反報告)
えぬ - とても素敵な作品で大好きです。続編も楽しみに待っています。 (7月26日 22時) (レス) id: 56dc9f9a48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:貂 | 作成日時:2023年6月25日 16時