恋人。(主人公目線) 水上颯 ページ10
事後でゆっくりした後、隣に寝転がっている颯を見ると携帯を弄っていた。その様子をしばらく伺っていたのだが……颯の首元があまりにも綺麗だったので、じっと見た後に颯の首元にキスをする。
『ん…』
「！」
そして何事もなかったかのように、私はまた寝転がった………のだが。
『んん……』
颯が寝転がった私に隙を見てキスを落としてきた。それも、深い方のキスだ。
「っ…………したの、お前だよ」
『そ、それは、そうだ、けど…』
「やられっぱなしが嫌なの、俺は」
『はいはい…』
確かにそうだよね。してる時を思い返してみろ、私。こいつはどう考えてもドSだ。だって…
『(してる時、恥ずかしいこと平気で言うし言わせるし……ダメって言うのにやるし……もう本当にこの人は…)』
確かに強引な颯もかっこいいなんて感じることもあるが、あればかりは。
「A」
『何…』
「もう1回したい」
『だめです』
「何で」
『体力の限界』
「いいよ、任せて」
『サラッと言い張らないで』
そのまま勢いで颯に押し倒される。全く、本当にこの人は。
「……俺だってさ」
『？』
「久々に会えて、こういうことして……素直に嬉しいんだよ」
颯はこういう所がある。ドがつくほどのSかと思いきや素直に気持ちを伝えてくれたり、優しかったり。
『(だから好きなのかも…)』
ギャップじゃないけれど、そんな感じなのだろうか。やっぱり私は何があっても彼が好きなのかもしれないと感じる。
「…いいよね？」
『…はあ……好きにして』
許可を出すと、颯はすぐに私に手を伸ばす。本当に手が早いんだから。
『ん…』
でも嫌じゃない。颯も何だかいつもより優しい顔をしてくれているように思うし。
『ねえ、颯』
「何」
『私のこと、これからも好きでいてくれる？』
何だか面倒な女が聞くみたいなこと聞いてしまった。でも実際、少しは気になってしまうものだ。
「…さあ」
『ちょっ、ちゃんと言ってほしいんだけれど…』
「分かったよ………そりゃ好きだよ、じゃなかったらこんなことしてないでしょ」
そのことが聞けて安堵と嬉しさが込み上げる。私は颯の首元に軽く腕を回して抱きついた。
『私も、颯のこと好き…ありがとう』
腕を緩めて颯にキスをすると、颯が当たり前と言いつつキスを返してくれて。
『(何だか、幸せかも…)』
好きな人とこういう風にできるのが本当に嬉しくて。私はやっぱり、颯に身を任せてしまうのだった。
いつもより。(水上くん目線) 水上颯→←ガトーショコラ。(主人公目線) 水上颯 ー2ー
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梨音(プロフ) - ぷよーこさん» ありがとうございます！これからもちょくちょく入れていきたいと考えています笑 (2019年10月14日 22時) (
レス) id: 1f8891565e (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 同期組の会話、これからも大歓迎です(*≧∀≦*) (2019年10月12日 23時) (レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
梨音(プロフ) - ぷよーこさん» コメントありがとうございます！ これからも、同期2人の会話を書いていけたらいいなと思っています！ (2019年10月5日 21時) (レス) id: 1f8891565e (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 同期コンビの会話、大好きです(*´ω｀*)ありがとうございます(*≧∀≦*) (2019年10月4日 22時) (レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
ユナイテッド - ありがとうございます！幾らでも待ちます！ (2019年9月16日 0時) (レス) id: e062a1cb2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨音 | 作成日時：2019年8月27日 22時
