上着。(水上くん目線) 水上颯 ページ6
部屋に入ろうとすると、彼女が俺の上着を持って眺めたり目の前に広げたりしていた。
俺はそれを見て、ドアを彼女から見えないであろう所までギリギリに開けて見る。
すると彼女は俺の上着を、少し顔を赤くしながらそのまま自分の腕の中へと持っていく。要するに、俺の上着をぎゅっとしているわけで。
「！」
うわ、可愛い………可愛すぎる…と思いつつ、ドアの影から彼女を眺める。
するとさらに彼女は愛おしそうに上着を大事そうに抱え込んで、可愛らしく微笑んでいた。
俺はそれを見て顔を赤らめる。俺、本当に愛されてるんだなー……とニヤニヤしつつ考えた。
あー……ダメだ、抱きしめてえ………と思い、俺は勢いよくドアを開けた。
『！！』
彼女はばっと上着を離す。そして何事も無かったかのように俺に、『何？』と聞いた。
「……可愛いよね、本当に」
『！…まさか……』
「いやあ、すっげえ可愛かった」
『っ、忘れろ！！！っていうか覗き見るな！！！』
「いやここ俺の部屋だから」
『っ、頼むから………』
「……ほら」
俺は彼女が床に話した上着を渡す。着てもらうとか何とかしようかな。
「ん、それ」
『え…』
「何してもいいよ」
すると彼女は顔を赤くして、もう一度上着を抱え込む。それにしても抱え込むのはやばいだろ。可愛すぎる。俺は彼女の頭をそっと撫でた。
『颯…』
次に上着を抱え込む彼女を後ろから抱きしめる。彼女は耳まで赤くなる。それも可愛い。
『っ……な、何か………幸せ、かも…』
「！」
『腕の中も、私の後ろからも…颯の香りがする……声も、そこに…』
クラクラしそう、と言う彼女。そんなこと言ったら、こっちの方がクラクラしてる。そんなに顔を赤らめられたら俺が困る。
「っ…」
さらに彼女をぎゅっと抱きしめる。可愛いし、愛おしい。
『颯……好き』
彼女はいつもよりかなり甘い声で言うので、俺は胸が高鳴った。普段なかなか聞かない声だし。
「ん、俺も好き」
『何か、その…』
「？」
『今日は、こうやってほしい……ずっと…』
「！！」
そんな可愛いお強請りに我慢できる訳もなく、俺は本当にずっと彼女をきつく抱きしめていた。
今作でもリクエストなどよろしくお願いします！！
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梨音(プロフ) - ぷよーこさん» ありがとうございます！これからもちょくちょく入れていきたいと考えています笑 (2019年10月14日 22時) (
レス) id: 1f8891565e (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 同期組の会話、これからも大歓迎です(*≧∀≦*) (2019年10月12日 23時) (レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
梨音(プロフ) - ぷよーこさん» コメントありがとうございます！ これからも、同期2人の会話を書いていけたらいいなと思っています！ (2019年10月5日 21時) (レス) id: 1f8891565e (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 同期コンビの会話、大好きです(*´ω｀*)ありがとうございます(*≧∀≦*) (2019年10月4日 22時) (レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
ユナイテッド - ありがとうございます！幾らでも待ちます！ (2019年9月16日 0時) (レス) id: e062a1cb2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨音 | 作成日時：2019年8月27日 22時
