甘えたい彼氏。(主人公目線) 水上颯 ページ49
「A」
東大王の収録の休憩時間。
突然、颯に名前を呼ばれる。何だろうと思って彼の方を向こうとすると、急に後ろから抱きしめられて。
『!』
あれ、この人こんなことするような人じゃなかったと思うんだけれどな……と思いつつ受け入れる。
「Aー…」
声がいつもと違う。…これは甘えたい時の声だ。
もしかして、今すぐにでも甘えたいと。そういうことなのだろうか。
『全く……もう少ししたら収録なんだよ?しっかりしてよ、大将』
「ん、頑張るー…」
『そうだよ、頑張ろ?』
「でも…今は休憩」
そう言って彼は私の背中にぐいぐいとくっついてくる。家だったら、思い切り甘やかしていたかもしれないけれど……
『…少しだけね』
「うん」
でもとりあえず、これで頑張ってくれるなら少しでも甘やかしておこう。それでこの後も頑張ってもらわなくては。いや私ももちろん頑張るけれど。
『(全く、この人は……彼女にはすごく甘えたいタイプなのかな…)』
それはそれで可愛らしいので良いのだが。
ついついこうやって、甘やかしてしまう私も私なのかもしれない。
「んー…」
『何を唸っているの…』
「Aの髪の毛、良い匂いする…」
『ん、本当?』
「うん、好きかも」
『そっか』
すると颯の左手が髪の毛に移動して、私の頭を何度も優しく撫でる。
『(…あれ?頭撫でられてる…)』
おそらく、お返しといったところだろう。これも颯のしたいようにさせておく。
颯はたまによく分からない所もあるが、気分屋という言葉で済ませておくのが良いのかもしれない。
「…よし、A、そろそろ行こ」
『うん』
颯が私の手をするっと繋いで歩き始める。廊下で思い切りいちゃついてしまったが、特に見られていないだろうし……まあいいか、と考えてスタジオに戻った。
ヒ「お、水上の機嫌が良さそうだな!何かいいことでもあったか?」
「まあ、そうですね」
可愛いモード全開にさせていただきました。
リクエストもぜひください…!!
お知らせ&おまけ。→←待つのは愛しい彼。(主人公目線) 水上颯
355人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梨音(プロフ) - ぷよーこさん» ありがとうございます!これからもちょくちょく入れていきたいと考えています笑 (2019年10月14日 22時) (レス) id: 1f8891565e (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 同期組の会話、これからも大歓迎です(*≧∀≦*) (2019年10月12日 23時) (レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
梨音(プロフ) - ぷよーこさん» コメントありがとうございます! これからも、同期2人の会話を書いていけたらいいなと思っています! (2019年10月5日 21時) (レス) id: 1f8891565e (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 同期コンビの会話、大好きです(*´ω`*)ありがとうございます(*≧∀≦*) (2019年10月4日 22時) (レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
ユナイテッド - ありがとうございます!幾らでも待ちます! (2019年9月16日 0時) (レス) id: e062a1cb2b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:梨音 | 作成日時:2019年8月27日 22時