魅力。(主人公目線) 水上颯 ー3ー ページ43
「…かっこ悪いよね、俺…」
『颯…』
颯はゆっくり起き上がってから私に向き合う。眠そうなのに、バツが悪いといったような顔をしていた。
『…ちょっとかっこ悪い』
「うっ、面目ない…」
『でも』
「？」
『今度は起きてる時がいいな…なんて…』
「！いいの…？」
『私だって…その……本当は、すごく期待、してた……でも颯、私に興味ないのかなって…』
「そんなわけないでしょ…」
『だから、私からって思っても興味のない彼女に迫られるのも嫌かなって……思ってた、から…』
「何か、ごめん…」
『いや…』
「…俺は、Aはきっと他の男としたことあるだろうから、下手には出来ないなって、思って………それで……誘え、なくて…」
そんなことを思わせてしまっていたのか。颯は行為自体が初めて(らしい)だから、色々プレッシャーを与えてしまったのかもしれない。
お互い、いらない気を使っていたみたいだ。
しかし……やはり私からいくべきだったし、そんなふうに思わせた私の方こそ悪い。私も颯に謝る。
『何か、私もごめんね…』
「いや全然…」
「でも……今度は、ちゃんと…」
『うん』
「頑張るから…」
『私も、頑張るね…』
「うん」
そして私は、何も着ていないという恥を捨てて彼に抱きつく。彼は肩を一瞬ビクつかせて、私を受け入れてくれた。
「っ、ちょっ、あの、A…！」
『ん？』
「いや……何でも、ない」
きっと、お互い何も着ていない状態で抱きつかれたからびっくりしたのだろう。やっぱり慣れていないらしくて、顔が赤くなっていて可愛い。
あと颯の体温がわかりやすい。肩も私より大きくて、その事実に颯はやはり男の人だと思わされた。
「A…」
『ん？』
「好きだよ」
『！ありがとう…』
そして私たちは何度もキスを交わしたり抱きしめあって、幸せな朝を過ごした。
残業後。(主人公目線) 水上颯 ー1ー→←魅力。(主人公目線) 水上颯 ー2ー
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梨音(プロフ) - ぷよーこさん» ありがとうございます！これからもちょくちょく入れていきたいと考えています笑 (2019年10月14日 22時) (
レス) id: 1f8891565e (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 同期組の会話、これからも大歓迎です(*≧∀≦*) (2019年10月12日 23時) (レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
梨音(プロフ) - ぷよーこさん» コメントありがとうございます！ これからも、同期2人の会話を書いていけたらいいなと思っています！ (2019年10月5日 21時) (レス) id: 1f8891565e (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 同期コンビの会話、大好きです(*´ω｀*)ありがとうございます(*≧∀≦*) (2019年10月4日 22時) (レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
ユナイテッド - ありがとうございます！幾らでも待ちます！ (2019年9月16日 0時) (レス) id: e062a1cb2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨音 | 作成日時：2019年8月27日 22時
