魅力。(主人公目線) 水上颯 ー1ー ページ41
『魅力なんて、私にはないのかな…』
最近、真剣に考える。
だって年下の彼氏の颯と付き合って4ヶ月経つのに、まだ彼に手を出されたことはないし。
私は興味がないわけではない。颯とならと考えているし、そういう時の彼はすごくかっこいいだろうと思いもする。
『もしかして女として見られていないとか…』
魅力が無さすぎて数ヶ月で飽きられるとかどうなんだという感じだが。確かに私はそんな魅力がない。自分でも分かる。
決めつけるのは早いとは思うが、そうにしか思えなくて。いや颯は大切にしてくれているのかもしれないし、それはそれですごく嬉しいけれど。
今日だって颯とのお泊まりデートをしているのに、そういう気配を全く見せない。私からも全然ありだが、魅力がない(と思われているだろう)彼女に迫られるのも嫌だろうと思うと、それが出来ない。
もう夜の11時。今日は早く寝よう。颯は勉強しているから邪魔したくないし、どうしようもないことを考えるのはよくないだろう。
『颯』
「…ん？」
『今日は寝るね』
「っ、え、あ……うん…」
おやすみ、と声をかけてベッドに向かう。そしてベッドに寝転がった。
『はあ…』
1人になった途端、ため息をつく。
確かに、美人じゃないし胸は小さいし、体が綺麗なわけでもない。そんな年上なんて嫌だろう。
『(颯だって、そりゃ興味ないよね……私のせいだ…)』
私は顔や体にコンプレックスが多いし興味を持たれていないことがむしろ好都合かもしれない、と思う。でもやっぱり少し悲しいし自分から言えないことも情けなくて、落ち込みつつ眠りについた。
「……え……ねえ…A……」
あぁ……颯だ。起きなくちゃ。揺さぶられつつ朧気に感じて瞼を少しずつ開ける。でも周りは真っ暗で夜中だと検討つかせた。
『ん………颯……？』
夜中にどうしたの、と聞こうとするが、颯は私の腕をベッドに押し付けて離さない。…どうしてこんなことになっているんだろう。
「…好きだよ」
『！…ありがと……』
「A……俺、そろそろ限界…」
『何、に…？』
暗闇でよく分からないが、彼はおそらく服を脱いでいて。次に私の服のボタンを外し、止めていた下着をずらしてそっと胸のあたりを触った。
何でこんなことをされているんだろう…と考えたが、これは多分、夢に過ぎない。正直…覚めて欲しくない。
「っ……A…」
『颯………良い、かも…』
「！本当…？」
『う、ん…』
「眠いのに……ごめん…」
→
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梨音(プロフ) - ぷよーこさん» ありがとうございます！これからもちょくちょく入れていきたいと考えています笑 (2019年10月14日 22時) (
レス) id: 1f8891565e (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 同期組の会話、これからも大歓迎です(*≧∀≦*) (2019年10月12日 23時) (レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
梨音(プロフ) - ぷよーこさん» コメントありがとうございます！ これからも、同期2人の会話を書いていけたらいいなと思っています！ (2019年10月5日 21時) (レス) id: 1f8891565e (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 同期コンビの会話、大好きです(*´ω｀*)ありがとうございます(*≧∀≦*) (2019年10月4日 22時) (レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
ユナイテッド - ありがとうございます！幾らでも待ちます！ (2019年9月16日 0時) (レス) id: e062a1cb2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨音 | 作成日時：2019年8月27日 22時
