負けず嫌いな彼の慰め方。(主人公目線) 水上颯 ページ24
「…」
あーあ……水上、落ち込んでるなあ。
先程、今回もオセロで負けてしまったから。
確かに気持ちは痛いほどに分かる。負けたら誰だって悔しいし。私だって悔しい。それに加えて、水上は負けず嫌いだから余計だろう。
『水上』
「…何」
私は水上の隣にそっと座る。水上はそんなにいつまでも落ち込むような人じゃないし精神的にも強い方だと思うから、そこまでの不安はないけれど……でもやっぱり好きな人の力にはなりたくて。
『……悔しいね』
「…そうだね」
『次、頑張ろうね』
「うん」
すると水上は、そこで何故か私の肩に寄りかかってきて。
『！？』
「…少し、このまま…」
『水、上…』
思い返してみると、普段はあまり甘えてるような所を見ない水上だ。…今くらい、甘えさせてもいいのかもしれない。誰も見ていないし……恥ずかしいけれど……今は。
「A」
『ん？』
「ありがと」
『ううん』
「………あの、さ」
『ん？』
「…また……こうやっても、いい？」
『え…』
「あ、嫌なら、別に…」
『そ、そんなことない………私は、その……嬉しかった、し…』
「！！」
『と、とにかく！！ほら！！次はもっと頑張ろう？ね！』
「だね……よし」
颯は椅子から立ち上がる。その姿は先程より堂々と見えて、頼りがいを思わせるものがあった。
「行こ」
『うん！よろしくね、大将』
「いやその呼び方したことないでしょ笑」
『あはは笑』
颯が少し先に歩いているところの隣に私も並んで歩く。すると颯が私の手を繋いで、颯がまた私の先を歩く。
『！！え…』
颯を見るが、今度は何も言わない。
でも…耳が赤いことが確認出来たので、やっぱり颯は照れているのかもしれない。そして私の顔もきっと赤いのだろう。
『(そ、颯の手……温かいし…意外に大きい…)』
その頼りがいのある手に私は安心して、一緒に収録先まで歩いていった。
山「そういえばさっき、水上とAちゃんが2人で廊下で仲良さげにしてましたよ！！」
ヒ「あ、本当に？ずるいぞ水上！何してたんだ！笑」
「色々です」
ヒ「おい、意味深だな！笑」
看病と次の約束。 水上颯 ー1ー→←修学旅行。(主人公目線) 水上颯
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梨音(プロフ) - ぷよーこさん» ありがとうございます！これからもちょくちょく入れていきたいと考えています笑 (2019年10月14日 22時) (
レス) id: 1f8891565e (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 同期組の会話、これからも大歓迎です(*≧∀≦*) (2019年10月12日 23時) (レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
梨音(プロフ) - ぷよーこさん» コメントありがとうございます！ これからも、同期2人の会話を書いていけたらいいなと思っています！ (2019年10月5日 21時) (レス) id: 1f8891565e (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 同期コンビの会話、大好きです(*´ω｀*)ありがとうございます(*≧∀≦*) (2019年10月4日 22時) (レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
ユナイテッド - ありがとうございます！幾らでも待ちます！ (2019年9月16日 0時) (レス) id: e062a1cb2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨音 | 作成日時：2019年8月27日 22時
