修学旅行。(主人公目線) 水上颯 ページ23
『光ちゃーん、写真撮りたいんだけどいいかな？』
光ちゃん「えっ、あ、うん…！」
『はい、こっち向いて』
ハワイの修学旅行中。海から戻ってくる光ちゃんにカメラ(※もちろん自分で持ってきたやつ)を構えて撮った。
『はああ………可愛い…』
光ちゃん「た、楽しいの？」
『楽しいよ、永久保存しよっと』
光ちゃん「そっか…Aちゃんは海に入らないの？」
『みんなが楽しそうなところを見てるだけでいいんだ』
「でも良かったら、その……一緒に海入ろう？」
『光ちゃんのお誘いはもちろん嬉しいけれど………うーん、どうしようかなあ……』
私、泳げないんだよね……だから海に入るのは得意じゃないし…でも…と葛藤する。
光ちゃん「皆さんも待ってたけれど…」
『足だけでも入るから大丈夫だよ！』
光ちゃん「そっか！…あの、もしかしてAちゃんは海入るのとか苦手なのかな…？」
『うん、得意ではないかな……見てるものだと思ってるし……でも今日は少しは入るよ！せっかく来たんだもんね！』
光ちゃん「うん！」
『ほら光ちゃん、行ってきていいよ！』
光ちゃん「う、うん！」
優しいなあ、光ちゃん。私がずっと1人でいたから、わざわざ話しかけてくれたのかな。何だか申し訳ない。
『ハワイ……綺麗な海だなあ…』
あぁ…綺麗だ。荒んだ心が洗われるようだ……そして海に入る光ちゃん……美しいなあ…と思いつつ海を見ているとーー
「A」
『うわっ！？』
「どうしたの、1人で」
『あ、いや』
急に私の彼氏が目の前に現れて、ちょっとびっくりした。
「入らないの？」
『得意じゃなくて…』
「せっかくだから行こうよ」
『あとでね』
「……あー、もう…ほら」
颯がすっと手を差し伸べてくる。
『え…』
「早く、一緒に行こ」
『いいの？』
「俺だって彼女が楽しんでる姿は見たい」
『でも私』
「何」
『泳ぐのとか得意じゃないし』
「そんなのいいよ」
すると颯は、無理やり私の手を取って立ち上がらせた。そしてそのまま手を繋ぐ。
「楽しんだもん勝ちだよ」
『…そうだよね！』
「光ちゃんも待ってたよ」
『よし、光ちゃんの方に行こうっと』
「おい」
『嘘だよ、ほら行こう』
「ん」
すると颯は手を繋いだまま海に向かって歩き始める。その途中で颯が、
「…今度は2人で来たい」
…と言ったのは、おそらく私の聞き間違いではないと思う。
ハワイ修学旅行の光ちゃんもお綺麗だったなあ…というお話です。
負けず嫌いな彼の慰め方。(主人公目線) 水上颯→←少しだけ、このままで。(砂川くん目線) 砂川信哉
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梨音(プロフ) - ぷよーこさん» ありがとうございます！これからもちょくちょく入れていきたいと考えています笑 (2019年10月14日 22時) (
レス) id: 1f8891565e (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 同期組の会話、これからも大歓迎です(*≧∀≦*) (2019年10月12日 23時) (レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
梨音(プロフ) - ぷよーこさん» コメントありがとうございます！ これからも、同期2人の会話を書いていけたらいいなと思っています！ (2019年10月5日 21時) (レス) id: 1f8891565e (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 同期コンビの会話、大好きです(*´ω｀*)ありがとうございます(*≧∀≦*) (2019年10月4日 22時) (レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
ユナイテッド - ありがとうございます！幾らでも待ちます！ (2019年9月16日 0時) (レス) id: e062a1cb2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨音 | 作成日時：2019年8月27日 22時
