好きにして。(主人公目線) 水上颯 ページ15
「A、眠いから一緒に寝よ」
颯と一緒に旅行に行った日のこと。
今は夜22時。確かに1日移動して疲れてもう既にすごく眠い時間だ。寝るのに関しては問題ないのだが、問題は颯である。
旅館の浴衣を着ている颯の衿がめちゃくちゃに開いてるのである。
そこには男性にしては白くて綺麗な肌が丸見えである。やめろ、目がそこに行く。閉めてくれ。かっこいいとかいう次元を通り越している。色っぽすぎるのだ。
『颯、めっちゃ前開いてるよ…』
「普通だよ……眠いから、もう本当に寝よ…」
いや絶対普通じゃない。こいつは私を誘ってるのかという程に。
「A、早く…」
颯は眠気のありそうな声をしているし。
…ああもういい。どうにでもなれ！と思い、颯の元へ行く。するとーー
「捕まえた」
…と聞こえた。
『え』
すると颯は私を引っ張って、布団に優しく押し倒した。
『！！』
「……ただで済むと思った？」
『え……』
「旅行に来て、一緒の布団で寝るって……することひとつでしょ」
颯が部屋の明かりを薄暗くする。そして私の浴衣の帯を解いていく。自分の体が颯に見られてしまう、と恥ずかしくなった。
『！！』
そんな中、颯は衿を持って浴衣を脱がそうとするので、私は手を掴んで1度止める。
『ちょっ、ちょっと待って』
「何」
『本当にするの…？』
「そりゃそうでしょ」
颯は当たり前だというような声で返す。まあ、嫌じゃないし……私も、心のどこかではこういうことを期待していたから………と、受け入れることにした。
『するなら程々に…お願い、します…』
「…」
『え、話聞いてた…！？』
すると颯も自分の浴衣の帯を緩める。薄暗い部屋とは言え、颯の綺麗な肌が先程より良く見えてこちらまで恥ずかしい。
『っ…』
「大丈夫、いつも通り…俺に任せて」
『う、ん』
…何度も颯に主導権を任せてしまうあたり、やはり私は颯が本当に好きで仕方がないのだろう。そして優しい顔をしている颯も、きっと私を本当に好きでいてくれているのだろう。
そんな愛しい颯に身を任せようと颯の首に軽く腕を回して、
『好き………颯の、好きにしていいよ…』
…と、自分でも思い切ったことを言い放ったのである。
ハワイ修学旅行の画像の、水上くんが甚平を着ていた画像を見た時、似合いすぎてびっくりしていたのは私だけじゃないと信じています。
魅力。(主人公目線) 水上颯 ー1ー→←似合う。(水上くん目線) 水上颯 ー2ー
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梨音(プロフ) - ぷよーこさん» ありがとうございます！これからもちょくちょく入れていきたいと考えています笑 (2019年10月14日 22時) (
レス) id: 1f8891565e (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 同期組の会話、これからも大歓迎です(*≧∀≦*) (2019年10月12日 23時) (レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
梨音(プロフ) - ぷよーこさん» コメントありがとうございます！ これからも、同期2人の会話を書いていけたらいいなと思っています！ (2019年10月5日 21時) (レス) id: 1f8891565e (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 同期コンビの会話、大好きです(*´ω｀*)ありがとうございます(*≧∀≦*) (2019年10月4日 22時) (レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
ユナイテッド - ありがとうございます！幾らでも待ちます！ (2019年9月16日 0時) (レス) id: e062a1cb2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨音 | 作成日時：2019年8月27日 22時
