俺のカノジョ×45 最終話 ページ46
その光景を見ていた兄貴が口を開く。
蘭「…竜胆、手当してやれ」
「うん。A、こっちおいで」
彼女をソファへと座らせ、擦れた傷に包帯を巻く。
『…』
下を向いて口を開こうとしないA。
兄貴は気を使ってなのか、"ちょっと出てくる"なんて言って家を出た。
「もう、こんなことすんな。」
『放っといて、…別れるんだからもう放っといて？竜胆には関係ない』
やべぇ、変な感情が出てくる。
情…なのか、
やっぱりAを一人にできねぇ。
しちゃだめだ。絶対に。
「別れるなんて言ってごめん。別れないから。もう、すんな。一生俺の側にいろよ」
その言葉に彼女の顔はゆっくりと上がった。
『それ、ほん、とう…？？』
「本当だよ」
『竜胆…っ！好き…大好きだよ…っ、ごめんなさい』
そう言って俺に抱きついて来た。
背中には震えながら必死に回される腕。
「俺も、大好きだよ」
"俺のせいで彼女はこうなった"
その責任ももちろんあるが、
俺はそんな彼女のことが大好きだ、愛している。
これからも、Aと共に生きていこう。
喧嘩もたくさんするだろう、だけどその分喜びや幸せもある。
.
.
.
「出かけてくる」
『どこに？誰と？』
俺の彼女はいつもそれを聞く。
「会社だよ」
俺がそう答えると彼女は"ふーん、わかった！"
と笑顔で答える。
「行ってきます」
彼女にキスをし家を出る。
今日も変わらず、俺のいつもの日常だ。
fin
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 561人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いっちゃん(プロフ) - 私の元旦那が夢主ちゃんみたいな奴でした、、、。なんか、竜胆の気持ちわかるなぁ。 (2022年11月25日 18時) (
レス) id: 3e516dda96 (このIDを非表示/違反報告)
あいこ(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます！夢主が重い作品はあまりない気がしてドキドキしながら書いていましたが良かったです( ´ ; ω ; ` ) (2022年9月4日 23時) (レス) id: 6ee827f542 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 夢主ちゃんの重さがちょうど良い！ 私の好みに刺さりましたｯ……！ (2022年9月3日 23時) (レス) @page48 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - さすが残虐非道の蘭さんですね。 (2022年2月20日 20時) (レス) @page28 id: 1c40c756d3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - まさかの！！衝撃の過去！更新多めで嬉しいです！ (2022年2月20日 20時) (レス) id: 8afd2466db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あいこ | 作成日時：2022年2月13日 17時
