俺のせいで彼女はこうなった【灰谷竜胆】

俺のカノジョ×43 ページ44

　



俺は彼女の腕を無理矢理引っ張り、家へと連れて帰った。
　

帰るなり、泣きじゃくる彼女を見て兄貴はびっくりしていた。


　






蘭「どうしたんだよ？また喧嘩か？」

「まー、そんなとこ、悪ぃな兄貴。俺らちょっと部屋行くわ、A、行くよ」

『ッ…』
　



部屋に入れば、Aを、ベッドに座らせて、俺も隣に腰を下ろした。
　


　





好きだけど、もう限界だ。。

　







俺の中である考えが浮かんだ。
　



　








"別れたほうがいいんじゃないか"






　









「A…」


彼女の名前を静かに呼べば、こちらを向いてくれる。
　


『何…？』



　
言うんだ…言ってしまえ。
　




「……俺達、別れよ？俺のせいでA、辛い思いしたりしてるだろ？だから…((…や、だ…っ、別れないよ！！！

「ちょ…っ！A！？」
　





いきなり大声を上げたかと思えば俺の服を掴み押し倒された。

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