俺のカノジョ×38 ページ39
ふと、俺のスマホの着信音が鳴った。
Aからだ。俺はすぐに電話に出る。
"竜胆?今どこ?ちゃんと一人なの?"
「今家出たばかりじゃん笑一人だよ」
"このまま、繋いでてもいい?"
信用ないからなのか、、まぁいいけど。
「繋いでていいよ」
"えへへっ"
電話越しの彼女の声で素直に喜んでいるのがわかる。
「いいのか?兄貴達は」
"うん!みんなでテレビ見てるし!"
「そうか。」
欲しいものあるか?と聞けば、
"早く竜胆が帰ってきてくれればいい!"って言われた。
コンビニでタバコを買い、彼女にはいつも食べているグミを買って家へと戻る。
マンションのエントランスを通り、家の前まで歩いていると彼女が外で待っていた。
『竜胆おそいよーっ』
頬をぷくっと膨らませてるA。
「ふぐみてーだな笑」
『えー、可愛くないじゃん』
「かわいいって笑笑」
そう言ってAを抱きしめる。
彼女の体は少しだけ冷えていた。
「家の中で待ってろよ」
『だって……不安なんだもん。』
俺の胸板辺りの服をきゅっと握られる。
「…Aにこれ買ってきた」
『あ!やったぁ♡ありがとう!竜胆!』
グミを見ればめちゃくちゃ嬉しそうな顔をして、俺に抱きついてきた。
彼女なりの精一杯のハグ。
よっぽど嬉しかったみたいだな。よかった。
ニコニコ笑っている彼女の頭を数回撫でれば、俺らは家の中に入った。
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いっちゃん(プロフ) - 私の元旦那が夢主ちゃんみたいな奴でした、、、。なんか、竜胆の気持ちわかるなぁ。 (2022年11月25日 18時) (レス) id: 3e516dda96 (このIDを非表示/違反報告)
あいこ(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます!夢主が重い作品はあまりない気がしてドキドキしながら書いていましたが良かったです( ´ ; ω ; ` ) (2022年9月4日 23時) (レス) id: 6ee827f542 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 夢主ちゃんの重さがちょうど良い! 私の好みに刺さりましたッ……! (2022年9月3日 23時) (レス) @page48 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - さすが残虐非道の蘭さんですね。 (2022年2月20日 20時) (レス) @page28 id: 1c40c756d3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - まさかの!!衝撃の過去!更新多めで嬉しいです! (2022年2月20日 20時) (レス) id: 8afd2466db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいこ | 作成日時:2022年2月13日 17時