俺のせいで彼女はこうなった【灰谷竜胆】

俺のカノジョ×36 ページ37

　

　



次に目が覚めればカーテンの隙間から光が差し込んでいた。
　







俺の腕の中では子供のように眠るA。







彼女の顔に髪が掛かっているのを取ろうと髪に触れれば"ん…"と声が出る。








…寝顔天使すぎんだろぉ。



　




ていうか、学校だよな。今何時だ？スマホのディスプレイを見ると10時…





それに、一件のメッセージが入っていた。兄貴からだ。

"おはよー♡昨日はよく眠れたか??笑俺学校サボるわ。何かあったらリビングにいるからなー♪"
　

　
兄貴らしいや笑
　









「…俺らもサボるか」
　




そりあえず、俺の腕の中にいるかわいいかわいい天使の寝顔を眺めていると薄っすらと目が開いた。





『んぅぅ…』




彼女は朝が弱い。って言っても昼前になるけど。
　




寝てるときが一番安全、なんて言い方は悪いけど。うん、安全だ。
　








「A、おはよ」

『んー、おはよぉ』

眠い目をこすりながらおはようという彼女は俺の体に腕を巻きつければ、再び顔を埋めて眠りについた。

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