俺のカノジョ×32 ページ33
部屋に入り二人ベッドの上に腰を下ろす。
数秒の沈黙の末、彼女が口を開いた。
『ねぇ、竜胆。私の事好き?』
「好きだよ」
『ホント?』
「ホントだよ」
『…うぅ…っ、りんどぉ…っ、捨てないで…私のこと…捨てないで…っ』
「A!?」
彼女が急に泣き出して焦った。
慌てて彼女を俺の方に抱き寄せる。
"捨てないで…"と何度も言うから、今日のことがよっぽど効いたんだなと思った。
俺だけが我慢してるわけじゃないんだよな。
Aだって我慢してるんだもんな…
「Aのこと捨てるわけねぇじゃん。ずっと側にいるから…心配すんな」
ポンポンと彼女の頭を撫でれれば俺の服を握りしめながら弱い声で"うん"と言った。
この後、Aは泣き疲れたのか、スゥスゥと寝息を立てて眠っていた。
彼女の顔をそっと覗き込むと、涙で瞼は赤く腫れていた。
俺が居なくなったらAはどうなるかわかんねぇ。
____俺が側に居てやんねぇと…。
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いっちゃん(プロフ) - 私の元旦那が夢主ちゃんみたいな奴でした、、、。なんか、竜胆の気持ちわかるなぁ。 (2022年11月25日 18時) (レス) id: 3e516dda96 (このIDを非表示/違反報告)
あいこ(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます!夢主が重い作品はあまりない気がしてドキドキしながら書いていましたが良かったです( ´ ; ω ; ` ) (2022年9月4日 23時) (レス) id: 6ee827f542 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 夢主ちゃんの重さがちょうど良い! 私の好みに刺さりましたッ……! (2022年9月3日 23時) (レス) @page48 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - さすが残虐非道の蘭さんですね。 (2022年2月20日 20時) (レス) @page28 id: 1c40c756d3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - まさかの!!衝撃の過去!更新多めで嬉しいです! (2022年2月20日 20時) (レス) id: 8afd2466db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいこ | 作成日時:2022年2月13日 17時