俺のカノジョ×04 ページ4
Aside
ある日、学校ですることがあり、帰りが遅くなった。
竜胆は待っててくれるって言ってたけど、彼の姿が見当たらない。
電話しても出ないから一人で帰ることにした。
校舎から出ると、正門に竜胆のお兄さんの蘭さんが寄り掛かっていて、私に気づくと話しかけられた。
蘭「あれ？竜胆は？一緒じゃねぇの？」
『蘭さん…。姿が見えなくて…先に帰ったのかもです笑』
私の言葉を聞くと、蘭さんは"はぁ？まだ居るだろ。なんなら蘭ちゃんも、探してやるよ♡"
肩を組まれて校舎へと連れて行かれた。
『ちょっ！肩！』
蘭「え〜いいじゃん別に♪」
『竜胆に誤解されますから！』
蘭さんは"ハイハイ"と渋々私の肩から腕を離す。
校舎を歩くと、誰かの話し声が聞こえてきた。
耳をすませば私が大好きな声。竜胆の声だった。
「もうちょっとこっち来てよ」
『もー、竜胆ったらぁ…ん、ぁ…』
声がする方へ向かうと、女の人の声もした。
普通の話し声じゃなかった。
男女が絡み合う声。
『そ、んな…っ』
足がすくんでその場に座り込んだ。
それを見ていた蘭さんは、余計なことは言わずに私のことを思ってなのか、こう言った。
蘭「…Aちゃん、とりあえず、ここから離れようか」
『…はい。』
座り込む私の手を掴んで学校を後にした。
それから数分後…竜胆から電話が掛かってきた。
正直出たくない…。
一向に鳴り止まない音…それを横目に見ていた蘭さんは、私のスマホを奪って電話に出る。
蘭「お前さっき何してた？」
そう言う蘭さんの声は怒っているのがわかった。
蘭「はぁ…とりあえず、すぐに家に帰ってこいよ。Aちゃんも、連れてくから」
電話を切って"はい"と私にスマホが返される。
『…私、行きたくないです。竜胆に会いたくない』
すると私の頭にぽんっと大きな手が置かれた。
蘭「俺もいるし、竜胆とちゃんと話な」
やっぱりお兄さんだな。安心する。
『…わかりました。』
それから、私は蘭さんと竜胆が住むマンションへとやってきた。
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いっちゃん(プロフ) - 私の元旦那が夢主ちゃんみたいな奴でした、、、。なんか、竜胆の気持ちわかるなぁ。 (2022年11月25日 18時) (
レス) id: 3e516dda96 (このIDを非表示/違反報告)
あいこ(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます！夢主が重い作品はあまりない気がしてドキドキしながら書いていましたが良かったです( ´ ; ω ; ` ) (2022年9月4日 23時) (レス) id: 6ee827f542 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 夢主ちゃんの重さがちょうど良い！ 私の好みに刺さりましたｯ……！ (2022年9月3日 23時) (レス) @page48 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - さすが残虐非道の蘭さんですね。 (2022年2月20日 20時) (レス) @page28 id: 1c40c756d3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - まさかの！！衝撃の過去！更新多めで嬉しいです！ (2022年2月20日 20時) (レス) id: 8afd2466db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいこ | 作成日時：2022年2月13日 17時
