俺のカノジョ×25 ページ26
Aside
〜竜胆との出会い〜
『この学校だったんですね！』
驚きつつも、会話をした。
蘭「おー笑そこまで教えてなかったもんなぁ笑で、コイツが俺の弟の竜胆だ。話すの初めてだよな？」
『あ、はいっ！えと、竜胆さんっ、はじめまして！Aです！』
「ん、はじめまして。よろしくね、Aちゃん」
竜胆さんは心から私に優しく笑いかけてくれた気がした。
兄の蘭さんとは違って落ち着いている感じの人だった。
竜胆さんと顔見知りになっても特に話すことはなかった。
蘭さんとは相変わらず身体の関係は続いていた。
『ら、んさ…ぁ…っそこ、だめ…っ』
蘭「んー？ココ？笑…かわいいね、Aちゃん♡」
行為が終わると、いつもなら少ししてホテルを出る。
そろそろ部屋を出ようという時間になった。
この日は酷くいつも以上に家に帰りたくなかった。
地獄へ帰っているようなものだった。
私は自分のことしか考えない母親が嫌い。
助けてくれなかった父も嫌い。
それを見て逃げるように家を出て行った兄も嫌い。
私は、ひとりぼっち。
友達と居るよりも、こうして男の人と身体を重ねたほうが身も心も満たされてた。
その時だけは、悩みなんて忘れられた。
私って可愛そうな人間なのかなぁ…？
改めて、そう思うと涙が溢れてきた。
急に泣き出す私を見て、蘭さんは一瞬固まったが、何も言わずに私を抱きしめてくれた。
蘭「そういえば、俺、Aちゃんのこと何も知らないね。どうした？」
その優しい言葉でさらに涙が溢れ、私は家のことを話した。
人に話すのは初めてで…私の話を蘭さんは黙って聞いてくれた。
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いっちゃん(プロフ) - 私の元旦那が夢主ちゃんみたいな奴でした、、、。なんか、竜胆の気持ちわかるなぁ。 (2022年11月25日 18時) (
レス) id: 3e516dda96 (このIDを非表示/違反報告)
あいこ(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます！夢主が重い作品はあまりない気がしてドキドキしながら書いていましたが良かったです( ´ ; ω ; ` ) (2022年9月4日 23時) (レス) id: 6ee827f542 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 夢主ちゃんの重さがちょうど良い！ 私の好みに刺さりましたｯ……！ (2022年9月3日 23時) (レス) @page48 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - さすが残虐非道の蘭さんですね。 (2022年2月20日 20時) (レス) @page28 id: 1c40c756d3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - まさかの！！衝撃の過去！更新多めで嬉しいです！ (2022年2月20日 20時) (レス) id: 8afd2466db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいこ | 作成日時：2022年2月13日 17時
