俺のカノジョ×17 ページ17
『初めては竜胆がよかったなぁ…竜胆の初めても、私だったらよかったのに…』
「何かわいいこと言ってんの笑」
ぎゅうっと抱きつく彼女は俺の腕の中にすっぽりと収まる。
可愛すぎんだばか。
･
･
それからは、いつもと変わらない日常を送っていた。
最近は彼女が酷く荒れることもなく、落ち着いていた。
出来るだけ、時間があるときは一緒にいたからなのかもしれない。
だけど、ある日。
それは起こってしまった。。
この日はAのバイト先まで迎えに行って、二人で家に帰っている時だった。
「あ！竜胆〜！久々じゃん♡」
近くで俺の名前を呼ぶ懐かしい女の声。
六本木仕切ってたら女なんていくらでも近寄ってくる。
恋愛なんかしなかった。
身体の関係ばかりだったからな。
この人だってそういう関係だった人。
…Aと付き合うまでは。
女は俺の腕に自分の腕を絡めてきた。
この人は、そういうノリのタイプだ。
特に深い意味はないのは分かってた。
「お！久々だな。元気か？」
女「元気だよ♡これから…て、あれ、彼女さん？」
「A！これは…」
やばいと思ってAの方を見れば
『はっ…はっ…』と呼吸が微かに乱れていた。
『…んないで。』
『私の竜胆に触んないでよぉ！！！』
女「きゃっ！」
その瞬間、Aは俺の側にいた女を突き飛ばした。
「A！おいって！何してんだよ！彼女に謝れよ！」
慌ててAの腕を掴むも振りほどこうとしてくる。
『嫌だ！謝んない！竜胆！離して！離してよ！』
女に掴みかかろうとしているAを抑えるのに必死だった。
止めるには、彼女の体を包み込んで落ち着かせるのが一番だ。
『竜胆は私のだもん！！竜胆の彼女は私なの！！だから気安く触らないで！』
「そうだよ。俺はAのだよ。だから落ち着けって…」
ちらっと突き飛ばされた女を見れば、少し怯えているようだった。
これは早く帰ったほうが良さそうだな。
俺は後ろを振り向き、Aに見えないよう、女に"ゴメンな"と手で謝ってからAを無理やり家に連れて帰った。
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いっちゃん(プロフ) - 私の元旦那が夢主ちゃんみたいな奴でした、、、。なんか、竜胆の気持ちわかるなぁ。 (2022年11月25日 18時) (
レス) id: 3e516dda96 (このIDを非表示/違反報告)
あいこ(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます！夢主が重い作品はあまりない気がしてドキドキしながら書いていましたが良かったです( ´ ; ω ; ` ) (2022年9月4日 23時) (レス) id: 6ee827f542 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 夢主ちゃんの重さがちょうど良い！ 私の好みに刺さりましたｯ……！ (2022年9月3日 23時) (レス) @page48 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - さすが残虐非道の蘭さんですね。 (2022年2月20日 20時) (レス) @page28 id: 1c40c756d3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - まさかの！！衝撃の過去！更新多めで嬉しいです！ (2022年2月20日 20時) (レス) id: 8afd2466db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいこ | 作成日時：2022年2月13日 17時
