42.告白 ページ42
.
夕日が差し込む教室。
この雰囲気に
耐えられなくなって目を伏せた。
廉「 …… こっち、向いて？ 」
「 な、に 」
廉「 世話かかる奴 」
小さく溜息をついて、
頬を包まれ、顔を上げられる。
色素の薄い瞳に、
吸い込まれそう。
廉「 ……… 聞いてくれる？ 」
「 …… 聞く 」
廉「 サイダー、好き？ 」
「 う、ん …… ？ 」
そんなこと？
そんなこと聞くだけで
雰囲気って こんなに変わるもんなん？
廉「 なら、紫耀は？ 」
「 ……… すき、先輩として 」
.
.
廉「 じゃあ おれは？ 」
「 なんでそんなこと、 」
廉「 おれはお前のこと、好きやで 」
「 …………… それは 」
廉「 笑ってるお前も照れてるお前も、
全部 すきや 」
「 ちょっ、ちょっと待って。
どうしよう、頭おいつかへん …… 」
廉「 お、お前が照れるから
なんか急に恥ずかしなってきたやん！ 」
口を抑えながら
くるり、と私に背を向ける永瀬。
そんな姿でさえ
すごく、すごく、すごく。
すごく 愛おしい。
「 な、がせ。あのな、
…… 永瀬が笑うだけで
胸がぎゅうう、って死にそうになって
もっと話したい もっと一緒にいたいって
思うこの気持ちって、
永瀬 と 同じなん？ 」
すると 吃驚したように
振り向いた永瀬の顔は
耳まで真っ赤になって。
廉「 …… 同じ 」
「 で、でも！ 」
廉「 なんやねんなんかまだあるんか？ 」
「 部則 ……… 」
廉「 心配すんな、
紫耀が無くしてくれたから 」
ああ、解決した。
朝のあれは そういうことか。
廉「 せやからおれと 付き合ってください 」
「 …… お願いしま … んっ、 」
言い終わる前に
唇を 塞がれて。
優しい 優しい、永瀬らしいキス。
でも すぐに離れて。
すこし惜しかったりする。
鼻と鼻をくっ付けて、
お互い はにかみ合う。
「 す、き 」
廉「 うん、おれもすき 」
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のん輔___?(プロフ) - 初めまして〜！ずっと読んでたのですが中々コメントする勇気無く、、（チキン）すっごくキュンとしました（ ｉ _ ｉ ）応援してます！ (2016年7月4日 23時) (
レス) id: 0cb5f79276 (このIDを非表示/違反報告)
ﾅｶﾞｾﾐﾕ - ﾂﾝﾃﾞﾚいれてくれた!!ありがと~ 続き?楽しみです^^ (2016年7月3日 23時) (レス) id: fe46bbb9f1 (このIDを非表示/違反報告)
まみ(プロフ) - 続編希望です！！ (2016年7月3日 23時) (レス) id: 2e662b5e95 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子 - 続き楽しみにしてます！ (2016年7月3日 21時) (レス) id: 96dcb72262 (このIDを非表示/違反報告)
はるち - めっちゃ面白かったです♪これからも頑張れんれんo(^o^)o (2016年7月3日 19時) (レス) id: fb4b4f2984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぴ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2016年6月21日 22時
