3.確信犯 ページ3
.
マネージャー初日。
「 こんにちは〜 」
廉「 うっす 」
「 お、永瀬いつからおったん 」
廉「 ずっと 」
紫「 あ〜！Aちゃん！
ちょっと説明したいことあるから
部室来てくれる？ 」
「 あ、はい！わかりました 」
紫「 あ、廉、指示よろしく！ 」
あいよ〜なんて。
緩いな永瀬廉。
「 ……先輩？ 」
紫「 そういえば練習の日程とか
一切言うてなかったなと思って 」
いっぱいある資料の中から
たくさんの紙がでてくる。
紫「 Aちゃんにしてもらうのは
部員達の体調管理、
コーチへの連絡。
公式試合前は背番号縫い付け。
その他もろもろあるんやけど… 」
私の横で一生懸命説明してくれる
平野先輩の真剣な顔つきに
少しばかりドキドキしたり。
……… かっこいい。
紫「 あ、それと〜
平野先輩っての堅苦しいから無し！ 」
「 え？ 」
紫「 紫耀って呼んでや〜 」
「 そんな、 」
紫「 紫耀がいい 」
ダメ？って優しく顔を覗かれる。
…… ああ、慣れてるこの人。
いままでこの笑顔で
何人の女の子が落とされたんやろう。
私みたいに。
「 ………紫耀、くん 」
紫「 うん、いい子 」
頭を撫でる平野先……紫耀くんに
きゅんとした。
紫「 じゃあ部則目通してから
３０分後休憩入れるからその時に
飲み物持ってきてくれる？
サーバーはAの横にあるから！ 」
よろしくね〜って手をひらひらしながら
部室を出て行く紫耀くんは確信犯だ。
不意打ちの名前呼びに
ドキドキが止まらなくて。
……… 好きになってしまった。
私、単純。
アホみたいに単純。
部室の小さな窓から見える練習風景。
その後ろ姿からでも
紫耀くんや、なんて。
一見細身に見えるけど
その背中は大きくて。
「 ……集中集中 」
自分の頬を両手でぺちんと
叩いてから部則に目を通すことにした。
挨拶はきちんと！とか、
試合は楽しめ！とか。
わかんないや。
そもそも私、サッカーのこと一切知らんし。
とりあえず基本的な部則は
ざっと目を通した。
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のん輔___?(プロフ) - 初めまして〜！ずっと読んでたのですが中々コメントする勇気無く、、（チキン）すっごくキュンとしました（ ｉ _ ｉ ）応援してます！ (2016年7月4日 23時) (
レス) id: 0cb5f79276 (このIDを非表示/違反報告)
ﾅｶﾞｾﾐﾕ - ﾂﾝﾃﾞﾚいれてくれた!!ありがと~ 続き?楽しみです^^ (2016年7月3日 23時) (レス) id: fe46bbb9f1 (このIDを非表示/違反報告)
まみ(プロフ) - 続編希望です！！ (2016年7月3日 23時) (レス) id: 2e662b5e95 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子 - 続き楽しみにしてます！ (2016年7月3日 21時) (レス) id: 96dcb72262 (このIDを非表示/違反報告)
はるち - めっちゃ面白かったです♪これからも頑張れんれんo(^o^)o (2016年7月3日 19時) (レス) id: fb4b4f2984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぴ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2016年6月21日 22時
