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K.Tomohiro
‘ともくんの意地悪’
拗ねた顔でそんな風に言われたら、
もっと言わせたいってイジりたくなる
神「そんなこと言わんで笑 ほら向こう海月とかおるから行こ？」
手を差し出す
『…ん？』
神「手、繋がへんの？」
こんなこと言うなんて本当にオレは壊れてしまったかもしれへん。
でもこのくらいしないと鈍感な彼女には伝わらない。
緊張で声が震えてないかが心配。
『え、なんで…』
神「なんでってデートやもん。
好きやから誘ったんやし、そのくらいしたいやん？」
ぱあああああっと真っ赤になる彼女
分かりやすすぎる照れ方に、強気なはずのこちらまで恥ずかしくなる
『…全然面白くない冗談です、ね、。
さあ、はやく行きましょう…！！』
タタタタっと小走りで逃げられた
冗談なんかやないんやけど。
毎回毎回好きを伝えようとしても照れるだけで受け取ってもらえない
チラチラとこちらを振り向き気にする彼女の方へ向かう。
神「ごめんやて笑」
『意地悪言うともくんは嫌いですからね。』
隣につくなり水槽を見ながら呟く彼女
『そういうのは本当に好きな子に言ってあげてください。もう。』
頬を膨らませながら目で海月を追っている
言動全て、Aちゃん全て愛おしいと感じる。
同じ時間を共有すればするほど増える想い
でも増え続ける それ の行き場はなくて。
これほど可愛い彼女が誰かのものになるのも、もはや時間の問題
儚くも美しく可愛らしい隣の彼女は、目の前の海月のよう
自分には触れられない、
しっかり想いを伝えたら壊れてしまいそうな、まだ危ういそんな関係。
『ともくんも海月好きなんですか？
…水中を柔らかく舞うどこか儚い姿が私は大好きです』
優しく呟く横顔は本当に綺麗だった。
神「…そうやね、ほんまに好きやわ。
儚いからこそ大切にしたい、ずっと側で見守っていたい。」
オレの本音。ずっと側にいたい。
『そんな好きなら年パス買えばいいじゃないですか笑』
神「そうか笑 でも１人で来るのは寂しいからなあ。
Aちゃん、また一緒に来てな？笑」
『喜んで着いていきます！』
神「ふふ、ありがと笑」
でも儚いからといって見てるだけなんて、
そんなのはオレちゃう。
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りえ(プロフ) - 神ちゃんLOVEさん» ありがとうございます。少しずつですか最後まで頑張らせていただくので、2期も是非よろしくお願いします！ (2018年3月17日 22時) (
レス) id: 4e8550408a (このIDを非表示/違反報告)
神ちゃんLOVE(プロフ) - 毎回更新楽しみにしています！これからも頑張ってください! (2018年3月14日 20時) (レス) id: 433843ddf1 (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - あさりさん、短編集の方も見ていただけてるなんて嬉しいです。向こうではリクも受け付けているので是非！ 優しいお言葉ありがとうございました！ (2017年4月18日 3時) (レス) id: 0f0e2b300d (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - 鼻冠さん» 感想ありがとうございます！私も淳弥くんsideの話は自分の中でもお気に入りです笑 これからもよろしくお願いします！ (2017年4月18日 3時) (レス) id: 0f0e2b300d (このIDを非表示/違反報告)
鼻冠(プロフ) - 淳弥くん目線の話がとても好きです！神ちゃんの強引な男らしさがどうして出ることになったのかとても楽しみです(*´ч ` *) (2017年4月8日 17時) (レス) id: d72e3151da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りえ | 作成日時：2017年3月29日 22時
