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第4話 ページ5
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それから月日がまた流れ、雪がふる季節がきた。
あれからこれと言った進展はなく、二週間に1回伝言を頼まれるか頼まれないかの頻度で五十嵐くんと話していた。
話すって言うか、伝言を伝えるっていうか…
内心ではもっと忘れていいよとか思ってるけど、忘れているからと言って私に頼むだけじゃないだろうし、、、
やっぱり自分から話しかけたらいいんだろうな。でも恥ずかしい!!!!
これからもっと頻度がへっちゃったらどうしよう…
せっかくの繋がりがなくなっちゃうのは嫌。
どうしようどうしようと考えながら大学内を移動する。
じろじろ見られるのももう慣れてきた。
でもやっぱりその中に五十嵐くんはいなくて…
『(なにしてるのかな…)』
手袋に白い息を吹きかけた。
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作者名：翠 | 作成日時：2022年11月4日 15時
