卒業まで。4 ページ4
赤葦「まぁ、チャンスがないって訳でもないよね」
『...??
どういうこと??』
赤葦「ほら、もうすぐバレンタインでしょ」
あぁ〜確かに。
そんなイベントも世の中にあったな〜。
赤葦くんが言うに、そのイベントを利用して告白しろのこと。
確かにバレンタインは女の子が好きな人に告白をする大イベントだ。
...けど。
『上手くいくかどうか...。
そもそも引退しちゃったし、どうやって渡せば』
赤葦「完全に会えないってわけじゃないでしょ。
Aが木兎さんの教室に行くか、
またはメールで呼び出して渡せばいい」
ド正論!
去年のバレンタインは皆平等に作っていたわけで
特別誰かに作るってことはしたことない。
その時からも、もちろん木兎さんのことは恋愛感情として好きだったけど、
何だか彼にだけ違う物を渡すとなったら恥ずかしくて。
やっぱり私には無理だよ、と諦めようとし
赤葦くんの顔を見て謝ろうとした。
けど、彼のいかにも真剣な顔付きに
そんな諦めの意も押しつぶされる。
赤葦「後悔してほしくはない」
『...』
ただの"恥ずかしい""怖い"ってだけで
告白を諦めている自分が、少しだけバカバカしく思えた。
赤葦くんは真剣に考えてくれているんだ、シャキッとしなきゃ。
.
『...
わかった、頑張るよ!』
そう言うと彼はクシャｯと私の頭を撫でて
うん、と微笑みを浮かばせた。
そしてタイミングが良いのかわからんが、体育館の窓から
部員の人が赤葦くんを呼んだ。
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ゆう(プロフ) - うわぁ、どうしよwもう泣きました！ww11話から更新待ってます (2019年12月28日 15時) (
レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
＊舞夜＊(プロフ) - とてもニヤニヤしながら読みました！ 告白された木兎が凄く気になります。 あと11話の後が凄く気になります（^ρ^） 更新してくれると嬉しいです！！ 応援してます+.(*’v`*)+ (2019年6月6日 18時) (レス) id: a1507cd74d (このIDを非表示/違反報告)
藤和(プロフ) - 好きな先輩の卒業、告白のチャンス。とっても甘酸っぱい..！学生である時間って本当は凄く貴重だったんだなあ。と、作者様の作品を拝読して思い出しました。最後まで応援しております！ (2019年3月15日 1時) (レス) id: 5fdd484f6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みより | 作成日時：2019年3月9日 21時
